訂正)SEALDsの奥田君達に会って来た | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

SEALDsの奥田愛基さんから


オファーを直接頂いた
DOMMUNEに出演して
少し時間が経ったので
今更?と思われるかもしれないけれど、
日曜の新宿の伊勢丹前にも足を運んで
改めて色々思う所があったので
書き記しておきたいと思う。

『SEALDs KANSAIのデモに行って来た!』
http://ameblo.jp/shuya-okino/entry-12066451044.html

というブログを書いてから
僕は友人から忠告を受けるようになった。

「バックは某政党だから気をつけろ」
だとか
「SEALDsに便乗してるんじゃないのか?」
といった類いのものだ。

特定の政党に限らず、
代理店が入ってるとか
政治的な運動グループの息がかかっている
とかまことしやかに囁かれてますが、
僕の率直な感想は、
「大人の言うこと聞くかな?」
というもだった(笑)。

僕の子供位の年頃だけれど(子供がいたら)、
とてもしっかりしてるし、
意思表示もはっきりするし、
安保法案のことについても
もの凄く勉強している。

それこそ
SEALDsを利用しようとする大人がいたとしても
その人達の
よこしまな心を
彼等は
見透かしているんじゃないかな?


ちなみに、
僕は誰かを盲目的に信用することはない。

現に
SEALDs KANSAIのデモに行くまで
若者のことを全然評価してなかったし、
昨日原稿チェックをしたんだけど
奥田君に会う前に
桑原茂一さんがセッティングしてくれた
椎名謙介さんとの対談形式のインタビューでも
「SEALDsが言うことややることが全部OKはどうかと思う・・・」
と言っているし、
同じインタビューで、
個人的に支持してる山本太郎議員ですら
彼が言っていることが全部正しいかどうかは吟味したいと
僕は発言している。

要するに
盲目的な有名人崇拝はとても危険だと思っているのだ。

そもそも
僕はSEALDsのことを手放しで褒めたりしていない。

だから、
京都のデモに行って
「若者ってダメじゃん」
と決めつけていた自分が間違っていたことを
反省したし、
DOMMUNEに出て
誰かの指示で動いている・・・
なんて穿った見方をしてはいけないなと思った。

それに
便乗するも何も
彼等の影響力に比べると
僕の存在なんか大したことないし、
たまたま声をかけてもらったものの
僕から何かをお願いするなんて恐れ多いし、
それこそ
便乗しないように
意識的に彼等の名前を口にするのを
控えている位だ(2回のブログ以外は)。

でも
僕が
思っていたより
DOMMUNEに集まっていた
SEALDsのメンバーは無邪気だった。

その
軽快とでも言える
ノリの良さは
まさに大学生らしい部分なんだけれど、
言語とビジュアルのセンスや
一つの大きなムーブメントを作り上げた
戦略性というかクレバーさは
流石だと思わざるを得なかった。

彼等が
どれだけ自分のやっていることに自覚的かは
判らないけれど、
周囲の助言に耳を傾けながらも
(大人の意見を全く取り入れてない訳ではないと思う)、
今の自分達にとって何が大切かということには
とことんこだわる意思の強さも感じた。

しかも、
彼等は素直でもあった。
DOMMUNEの放送中、
誤解を招く表現があったと
奥田君は謝罪していたし、
Twitterでもひどく後悔しているようだった。

僕は
てっきり
もう誰の言うことも
聞かなくなったりしてるんじゃないかな?
なんて心配をしていたので
そのことは結構衝撃だった。

自分に対する疑問や批判は一切受け入れず
逆切れしてかつての仲間を罵倒する運動家もいたりするから
奥田君が
自らの非を認め
頭を下げる様子にすら
僕は
新しい時代の到来を感じた。

だって
噓をついても
問題が起こっても
謝らない奴ら
ばかりじゃないか(怒)!
総理も
大臣も
東電の幹部も
官僚も
オリンピックの
スタジアムやロゴを
選んだ連中も・・・。


す、済みません取り乱して。
つい感情的になってしまいました。

確かに
奥田君達の発言に
問題がなかったとは言わないけれど
けなげに謝る彼の姿を見て、
僕はこの国の
偉いお方の
無責任さが
本当に情けなくなった。

それにしても
これだけ騒がれながら
全然勘違いしていないのも偉いと思う。

僕が大学4年で
こんなに注目されたら
完全に天狗になってただろうな・・・。

新宿にも足を運んだんだけれど
そこで僕はもの凄く印象的な光景を目にした。

小雨が降る伊勢丹の前、
8/30の国会前のデモで
「本当に、
まるで私はボロ板を張り合わせただけの筏にでも
乗ってしまった気分で居て、
しかし同時に大きな舟の看板にただぽつねんと
立っているようでもあった・・・」
と素晴らしい表現でその様子を綴った
フクダ・ワカコさんが
新聞か雑誌か何かの撮影に応じていた。

ほんの数ショットだったと思うんだけれど、
プラカードを持ってポーズを決めていた彼女は
撮影が済むと何事もなかったように
駅方向に向かって歩き出し
あっと言う間に人混みに紛れてしまった。

圧倒的なオーラを放ち
今や知る人ぞ知る彼女が
一般人に戻る瞬間を僕はこの目で見届けた。

そう言えば
DOMMUNEの現場でもそうだった。

放送終了後
終電がなくなって行き場をなくした
メンバー達は
呑んだり喋ったりして
時間を潰していた。

彼等はスターなんかじゃない。

マネージャーもいないし、
ハイヤーの迎えもない。

冗談を言って笑っている
普通の大学生達だった。

彼等を操る黒幕っぽい奴もその場にはいなかったな・・・。

いや待てよ。
いた。

宇川直宏さん(苦笑)。


「お前等一回消費されろ。
消費されて
誰にも見向きされなくなっても
俺は君達を映し出す!」

って叫んでた(笑)。

彼こそ真の後見人では?

若者を利用したらいけないな。
若者に嫉妬してもいけないな。

これからも
彼等に賛同できることがあれば
微力ながら協力したいと思う。