自伝を書く資格 | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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僕の初めて?の自伝、
『職業、DJ、25年』
の発売まで
1週間を切りました。
少しでも
皆さんに興味を持ってもらう為に
この1週間、
カウントダウン形式で
ブログを更新したいと思います。

1回目の今日は、
「自伝を書く資格」。

編集者の星出智敬さんから
自伝を書きませんか?
と持ちかけられた時、
実は、
驚かなかったんです。

それには理由があって、
本を読んでもらえば判るんですが、
自伝を
書くかもしれない

という
予感
と言うか
布石
はあったんですよね。

但し、
書き始めてから
ふと考えたんです。
果たして、
自分に
自伝を
書く
資格は
あるのかと。


普通、
自伝ってのは、
偉人が書くもの
ですよね?
人類の歴史にとって
重要な発明をした人とか、
世界に名だたる賞を受賞した人とか・・・。

作曲って
僕にとっては発明なんですが、
人類の歴史に残るような楽曲は
まだかいてないだろうし、
グラミー賞も受賞していない。

確かに
僕は世界で最初の
選曲評論家ではあるけれど、
その分野の需要はまだまだ未発達だし
(世界最初の美術評論家や音楽評論家なら
自伝を書く資格があるでしょう)、
そもそも
DJの選曲の重要性自体を
理解できる人口も少ない・・・。

しかし、
自分で書いていて気付いたんですが、
よくもまぁ、
これだけ書く事があるなぁと。
良くも悪くも
ネタに尽きない。
実は
400ページ
書いたんですが、
180ページも
カット

されたんですよ
(その事は明日以降のブログで書きます)。

自伝=偉人の人生という定義を取っ払えば、
僕にも書く資格はあるんじゃないかと思うんです。
波瀾万丈の人生という意味で(苦笑)。

確かに
僕には出生の秘密がある訳でもないし、
生死を彷徨った訳でもない。

それでも、
世界を旅するDJでありながら、
執筆家、クラブ・オーナー、
フェスティバル・オーガナイザー、
クリエイティヴ・ディレクター
としても活動し、
日々悪戦苦闘する
僕の身の上話は、
きっと興味を持つ人がいるだろうと
星出さんは思ったのではないかなと。

自伝と言うよりも
沖野修也の
冒険小説的
音楽人生
回顧録

と言った所でしょうかね。

僕の場合、
文章が書けるという
アドバンテージもありましたし。
普通、
自伝って他人が書いたりしません?

とにかく、
資格には
厳密に定義がある訳ではないし、
もう書いちゃいましたからね。

既成事実
という奴です。

明日は、
僕の自伝を
180ページもカットした
鬼編集者?
星出智敬さんの事について
書きたいと思います。