二人組 | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

一ヶ月の期間限定(3月末まで)で受注生産を受け付けている
http://www.kyotojazzmassive.com/anotherface/
僕のイラストの為の作品自己解説その17。

『二人組』



一時期、
The Roomのフライヤーは
アーティスト・シリーズだった期間がありまして、
これはその頃の作品ですね。

誰かに似てる?

似てますかね?

丁度、雑誌『IN NATURAL』に挿絵を描いていたのと
同じ時代じゃないかな?
作風的には。

おそらく
僕の中では第二世代に属するのではないかなと。

この二人組とは
昔、京都で一緒にイベントに出演した事がありまして・・・。

左側の人には
日本のジャズ・ファンクをプレゼントしたかな?
ブレイク・ビーツ入りの。

ファビアン・バロンの元で働く
グラフィック・デザイナーが
個展に遊びに来てくれて
これが欲しいと言ってくれました。

まだ送ってませんけどw。

このころの
荒々しい筆使い?、
一連の美人画の後に見ると新鮮だなぁ。

ベルギーのDJから
何か描いて欲しいと頼まれているんですが、
多分この路線じゃないかな?

これを描いた時の感覚を取り戻すのは
難しいけれど、
彼等の昔のアルバム引っ張り出して来て
ちょっと
若かりし頃の気持ちを
思い出してみたいような気もする。

今から20年前の音楽、
それは
20年前に
70年代の頃の音楽を聴いていた事を考えると
立派なレア・グルーヴなんですよね。

ヒップ・ホップを
"再評価"する時が来るとは
夢にも思わなかったな。

だってそれはいつも
身近にあった音楽だし、
ソウルやファンクの
進化した形だったから。

天国に行ってしまった右側の彼と
コラボできなかった事が本当に悔やまれる。

音楽とは違ってもの静かだった彼等の印象が
この絵に収められています。