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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

一ヶ月の期間限定(3月末まで)で受注生産を受け付けている
http://www.kyotojazzmassive.com/anotherface/
僕のイラストの為の作品自己解説その16。

『EVE』



初の個展で
12人の女性の肖像を作品化しようと思い、
それぞれの女性に
JANUARYからDECEMBERまで月の名前を
振り分けたんですが、
どうしても一人追加したくなり
月の名前がもうないんで、
クリスマス・イブの
イブ(何故、クリスとかにしなかったんだろう?)
を取って名付けたのがこの作品。

実は、
未発表作品。

『BARNEYS NEWYORKの為の描きおろし』
以外は全て既に雑誌やフライヤー、CDのジャケットとして
世に出しものを作品化したのですが、
EVEはThe Roomのフライヤーの為に下書きして
使わなかったイラスト・・・
の筈。

僕の記憶違いだったらごめんなさい。

これだけフライヤーが見つからなかったんですよね。

でも、
理由があって使わなかったような気がするんです。

おそらく、
自分で美人画のピークに達したと判断した
『APRIL』の後に描き終えたものの、
これを使わずに、
次回解説する
『SEP』を描き始めたんです。

例によって
クールというかドライな女性ですが、
嫌悪感や
選民意識みたいなものは入れてないんですよね。

醒めてるというか
漂っているというか。

だから見る者を拒んではいないんだけれど
少し手の届かない場所にいる存在?


これもないものねだりというか
僕が抱く幻想なんでしょうかw?

それでも
女性には
男性に媚びたり
頼り切ったりして欲しくない
という願望はあります。

自立した女性。
セクシーなんだけど、
決して色気を売りにしない女性。

やっぱり憧れなんでしょうね。

今回
幽閉されていた彼女を解き放つ事ができて良かったです。

僕の傾向みたいなものが
明らかになったのはちょっと恥ずかしかったですけれどw。