DEEP INTO SUNSHINE | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

いよいよ明日、
アルバム
『DESTINY Replayed By ROOT SOUL』

発売です。

カウントダウン・ブログで
紹介する曲も
残り2曲となりました!

今日は
DEEP INTO SUNSHINE。

『DESTINY』は、
5人のボーカリスト達に
それぞれ
僕のオリジナルと
僕のフェイバリット曲のカバーを
1曲づつ歌ってもらって
自分の作曲家としての能力を
世に問う!
みたいな側面もあったんですが、
僕の家に
1ヶ月以上居候?
していた
N'Dea Davenportとは
折角だからもう1曲作ろうか・・・
という事になったんです。

だから
彼女だけ3曲歌ってるんですよね。

ちなみに
この曲、
目黒の林試の森を
愛犬と散歩中に思いついたんですが、
歌メロのみならず、
ベース・ライン、
ドラム・パターン、
キーボードのトップ・ノート、
コーラスの主旋律までが
一瞬にして
降りて来たんです・・・。

通常、
僕のデモは
歌メロだけ
あるいは
歌メロとベース・ラインだけなんですが、
DEEP IN TO SUNSHINEだけは、
全てのアレンジが同時に
頭の中で鳴りまして・・・。

そういう意味でも
非常に
思い入れの強い曲です。

そして、
カウントダウン・ブログで
既に書きましたが、
『DESTINY Replayed By ROOT SOUL』を
作るきっかけになった曲。

東京マラソンの為の
コンピレーションを作るに辺り
過去のソウルやディスコを
ランニング・ミュージックとして
再評価する事を
僕はコンセプトにしたんですが、
どうせなら
自分の曲も
1曲
入れようかという事になりまして・・・。

白羽の矢が立ったのが
このDEEP INTO SUNSHINE。

ジャズとブギーの融合を目指し、
全11曲、
様々な形の
クロスオーバー・ミュージックを
提案する事となった
『DESTINY』

中で
最もジャズに寄せ、
ブギーのエッセンスの薄かったこの曲を
僕は
70年代後半の"モロ”ブギーに作り替える事で
このメロディーを
改めて色んな人に聴いてもらえたらな
と思ったし、
オリジナル・ヴァージョンを知っている人には
サプライズになるんじゃないかなと
考えた訳です。


出来たのが
DEEP INTO SUNSHINEのBOOGIE MIX。

但し、
この時は
まだThe Roomで
ドラムを録音するという発想がなく、
打ち込みでした・・・。

この度、
『DESTINY Replayed By ROOT SOUL』

制作する事になり
目出度く
モカキリのドラマー、
タイガー岡野のプレイに
差し替える事ができました!

この曲がなかったら
『DESTINY Replayed By ROOT SOUL』は
存在しなかったでしょうね。

いや、
もしN'Deaに
もう2曲録音したから
もういいよ・・・
と言っていたら
そもそも
DEEP INTO SUNSHINEそのものが
存在しなかった・・・。

もし
N'Deaが僕の家に居候していなかったら
もし
あの日林試の森に行かなかったら
もし
犬を飼っていなかったら
もし
池田憲一がThe Roomで働いていなかったら
もし
The Roomがなかったら
もし
上京していなかったら・・・。

そう考えると
人生って不思議なもんですよね。

どれか1つのピースが欠けても


自分は
全く違うものになっている。

DEEP INTO SUNSHINEを聴く度に
僕は
良かった事も
悪かった事も
全部受け入れて、
これが
自分なんだし
これが
自分が作った曲なんだなぁと
思うんですよね。

何か
音楽の話じゃなくなったけど
記憶の集積というか
体験の集積というか
色んな
人のお陰で
現在の自分があるんだと
改めて
感謝しています。

ありがとう。

明日
いよいよ
カウントダウン・ブログ
最終回です。