名前のない色達 | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

皆さん、
僕の人生初の個展、
ANOTHER FACE
~沖野修也イラストレーション展に
お越し頂きありがとうございました。
来れなかったけれど、
お花を送って頂いた方、
メッセージを送って頂いた方も
ありがとうございました。

まさかのイラスト展!

高校の同級生が遊びに来てくれたり、
たまたま先週のラジオを聴いて
沖野修也という存在を初めて知り
足を運んで頂いた方もいたり・・・。

本当に多くの方に観て頂いて嬉しかったです。
個展をやるつもりなんかなかったから
原画を紛失し、
すべて印刷物のコピーからマスターを作り直し、
新作に至っては、
10年のブランクで自分のデッサン力の低下に
絶望し、そこから這い上がり、
泣きながら(笑)、
夜なべして描き上げるという
苦悩と苦闘の日々をくぐりぬけ
開催に漕ぎ着けました。

大阪の昔ながらの工場で
エプロンを着用し素敵なお姉様方wと
作品を仕上げるという貴重な経験も
今では忘れられない思い出です。

昨日の
クロージング・パーティーも素晴らしかったなー。
自分で言うのもなんですが、
来場者の皆さんに祝って頂くと同時に
音楽とアートとファンションの
希有な融合が
実現できたのではないかなーと思っています。

弟、ヨシヒロも急遽飛び入りしてくれましたしね。

あれはまさにTAMARIBA ANNEX。
バーニーズ ニューヨーク新宿店をジャックして
僕が考えるクラブ以降の新しい遊びのカタチを
ご提案させて頂きました。

それにしても
皆さんの驚きに
僕の方がびっくりでしたよw。

僕が絵を描ける事に驚いた人。
てっきり僕が
イラストレーターやグラフィックデザイナーと組んで
沖野プロデュース!みたいな展覧会?
みたいに思ってた人もいましたしね。
そして、
その作品の大きさに驚いた人。
フライヤーとして既に発表していたものを持っている人は
あまりのデカさにびっくりしたんでしょうね。
更には
その技法の秘密に驚いた人。
一部、
直接ご質問頂いた方に
どうやって描いているかをご説明させて頂いたんですが、
まさか!の****ですよねw。

これからも、
色んな活動で皆さんを驚かせますよー。

そう言えば、
色使いに関しても反応が良かったですよね。
実は職人さんが
オリジナルで作ってくれたんです。

パソコンで見る色が色見本と違ったり、
カラーコピーで変色してしまったりして
僕の希望の色を出すのって大変だったと思うんです。

カラフルなのに
ちょっと褪せてたり
パステル?と思わせて
何気に
無機的でクールな色彩。

そう、それは
名前のない色達。

決して有名な色じゃないけど、
個性的で
世界のどこにもない自分だけのオリジナル。

僕は今回、そういう作品を作りたかったし、
自分自身がそういう存在でありたい。

同様に
皆さんにも
そうであって欲しい・・・。

最後に
この場をお借りして
ご来場頂いた皆さん、
来れなかったけれど
ご声援して頂いた皆さん、
そして、
関係者の皆さんにお礼を言わせて下さい。

ありがとう。
愛してます。























































PS

結局、母は来ませんでした・・・。
スカイツリーがオープンした時は来たのに、
息子の晴れ舞台はどうでもいいんですかねw。

台風の影響もあったから仕方ないか。

でもね。
絵を1点、プレゼントするつもりなんです。

「これ沖野さんの息子さんが描かはったん?」
って近所のおばちゃん達に冷やかされたら、
「音楽やら絵やらどうやってご飯食べてるんか知らんけど
東京の立派な会場で展覧会やって、ひとつ私にくれるって
送ってくれたんやけど、どこがえーんかさっぱりわからんわー」
とか言って
どうせ笑い飛ばされるんでしょうけどね。

ま、
楽しい会話のネタになればいいんじゃないかな。

着払いで送らせてもらいますww。