La Marquise | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

プチ・ユーロ・ツアー、
最終日は
フランスのリヨン。

恐ろしい事に
ブラティスラヴァのクラブを朝の4時に出て
ウィーンの空港に移動し、
ドイツのデュッセルドルフ経由で
寝ずにリヨンに移動したんですよね。

リヨンに到着した時点で既に
26時間不眠不休・・・。

空港には
僕の同郷、京都府は宇治市の出身で
高校の後輩に当る
松岡淳君が迎えに来てくれてました。

この松岡君、
今回回した船上クラブ(厳密には船です)、
La Marquiseのオーナー。

15年前にスタッフとして働き出したこのクラブを
11年前に買い取り、
今では
バウンサーの派遣会社も経営し、
ワインの輸出業も始めるという
青年実業家。

しかも、
DJにしてアーティストとしてリリースもしている
音楽家。

情熱大陸に出してもらったら?

空港に着くなり、
シャルロット・ペリアンの展覧会の告知を発見し!
観に行きたい!と松岡君に直訴した所、
隣町で結構離れているという事で即却下。

そして、
本来、
ホテルで休むべきなんでしょうけど、
荷物を置くなり
レコード屋に直行!

「どうしてそんなに元気なんですか?」

と松岡君に聞かれましたが、
元気なんじゃなく、やむなく・・・なんですよね。

実は
今月から新しく始まる某WEBマガジンの連載で、
僕がツアーで訪れた街で作られた音楽、
或は
その街で購入した音楽で
毎月、NON STOP MIXを作らないといけないからなんです!

で、
レコ屋を片っ端からチェックし
(レジの中のまだ店頭に出ていない盤まで)
松岡君の船で遅めのランチ。

何と甲板には前回来た時にはなかった
バー・スペースが!
しかも、
岸の方に椅子とテーブルが並べられたテラス席が見えたので

「あれ何?」

と尋ねると

「あそこも作ったんですよ、市が借りてくれって言うもんですから・・・」

と。
リヨンの川辺は美しい建造物も一望できるので、
観光客が多数訪れます。
テラスは確かにあった方がいい。

それにしても、
僕の後輩、
やり手です・・・。

そして、
流石に
このまま不眠だと朝まで持つ自信がないので
ディナーまでホテルで休む事に。

しかし、
メール・チェックし始めるときりがなくて、
気が付くと夜の7時!
8時に松岡君とロビーで待ち合わせてたから
1時間だけ仮眠を・・・。

ディナーは
日本ではもう食べられなくなった
寿司をご馳走になり
再びホテルでメール・チェック。

日本を3週間離れると
まめなメール・チェックが欠かせません。
何故ならこの後リヨン→パリ→関空までほぼ24時間
ネット環境から離脱してしまいますしね・・・。

12時過ぎにLa Marquiseに到着。
船から見える対岸は絶景です。
これ、古い病院でリヨン市民は半分以上?がここで
産まれてるとか産まれてないとかw。

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なんでも病院機能を移転させて文化施設にリノベーションするらしいです。
やりますね。リヨン市。
当然、
松岡君は何か仕掛けてくれますよね?

僕、
1時からだったんですが、
手持ち無沙汰だったのでついつい呑んじゃいまして・・・。
昼間ランチを食べた、
甲板を改装して作った
バー・スペースに上がると
いい雰囲気になってましたねー。
ここも
タマリバになり得る予感が・・・。

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この時点で
38時間で1時間しか寝てなかったから
酔いが回る回る・・・。

でも、出番が来たのは認識してました。

僕の前に自ら回してくれていた松岡君が
次の曲で替わって下さいと言うので
彼のヘッド・フォンを引っこ抜いたら、

「だから、もう1曲かけるっちゅうてんねんw」

と突っ込まれた所までは覚えてるんですが・・・。

その後の記憶が殆どない!

うっすら覚えてるのが、
僕のLOOK AHEADのROOT SOUL REMIXでフロアーに火が点き、
続けてかけたROOT SOULのFEELIN' GOODで聴衆が
狂喜乱舞していた事・・・。

ただその時に、
ブースの前で一人の若者が松岡君に変われ!と
握りこぶしから突き出した親指を思いっきり下に向けたような気がするんだけどなーw。
気のせいかなー(淳!あいつ出禁やで!!)ww。

後で松岡君に確認した所、
1時間半程回した後に、
彼に替わり、
再び僕が回した後に
二人でBACK TO BACKしたらしいんですよね。

その辺は全く記憶にない・・・。

松岡君曰く、
僕が酔っていた事に気付かなかったものの、
いつになく過激なエフェクト使いするから
おかしいなーと思っていたとの事(汗)。

でも
結局朝まで店にいて(最後まで呑んでました)、
ホテルに戻るも寝るには中途半端で
(松岡君が迎えに来るまで2時間位しかなかったので)
そのまま起きていようと決めたんです。

その時点で
既に44時間で1時間しか寝ていなかった
にも関わらず・・・。

ところが
泥酔&睡魔に敵う訳がなく、
不覚にも
5分だけ仮眠を・・・とベッドに横になってしまったのです・・・。

電話のベルで目が覚めました!

「淳です。沖野さん大丈夫ですか・・・」

大丈夫な訳ないやろ!

文字通り飛び起きました。
丁度1時間寝てしまったんですよね。

海外では
迎えが来なくて自分でタクシーを呼ぶ事もたまにあるので
松岡君が起こしてくれなかったら
確実にフライト、
乗り遅れてましたねー。

結局、
パリ→関空のフライトで
3時間しか寝れず、
僕、
74時間で5時間しか寝ない
という
恐ろしい事態に・・・。

それにしても、
La Marquiseは盛り上がったなー。

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(僕の酔いっぷりが反映されてブレブレですね・・・)

日本に戻って
松岡君から賞讃のメールを頂いたんですが、
それは
彼のお客さんに対する啓蒙活動が行き届いているからだと思うんです。

彼が作った下地に僕のDJプレイがハマっただけ。

異国の地でクラブ・オーナーになり、
グッド・ミュージックを定着させている
松岡君って改めて頑張ってるなーと思いました。

皆さん、
もしリヨンに行く事があったら
是非とも
La Marquiseに遊びに行って下さいね。

ちなみに、
僕も松岡君も
京都府の宇治市の出身なんですが、
あの知る人ぞ知る
枝魯枝魯の枝國栄一さんも宇治市の出身なんです。

しかも、ですよ。
先日、六本木にオープンしたレストラン"1967"や
ミッドタウンのりそな銀行でご一緒させて頂いた
インテリア・デザイナー/アーティストの
森田恭通さんは、
何と僕と同い年で同じ中学の出身
(彼が一学年下ですけど)。

更に、
あの人気パティシエの
鎧塚俊彦さんは
高校の先輩!

どうです、この宇治パワー!

世界へ羽ばたく才能が
宇治から輩出されてます。

森田さんの空間で
僕がDJをして
枝國さんが料理を作り
松岡君が仕入れたワインを楽しみ(彼もDJかw)
鎧塚さんのスイーツで締めるなんてイベント
凄くないですか?

松岡君と話した事あるんですが、
どうして
宇治から僕達のような人間が出て来たんだと思います?

しかも
皆、イケイケ
(鎧塚さんは、卒業してからお会いしてないのでイケイケかどうか判りませんが
彼を除く僕を含めた他4人はかなりアッパーです)。

それはですね・・・。
僕が思うに、
お茶なんですよ。

お茶。

宇治市では、
小学校で
蛇口をひねると
お茶が出たんです!


この話を人にすると

まさかぁ?

と言われます。

まさか、お茶の効果?

それとも、

まさか、蛇口からお茶?

いや、
本当にお茶は出たんですって。

以上、
宇治茶の秘密でした。

あれ、
La Marquiseの話でしたよね・・・(謝)。