The Room誕生秘話その4 | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

ONE SONG,ONE SOUL~
The Room 20th Anniversary party special
DJ100人一曲入魂開催まで、
あと80日!
ですが、

今日も
The Roomの誕生秘話を。

青山の人気クラブ
MIXの階段を
降りて行く
僕と
経理の中野さんと
恩人粟田さんの弟。

ゆっくりとドアを開けると
充満していた
熱気と
重低音が
僕達を拒むかのように
押し寄せて来ました。

なんと
店内は超満員。

所狭しと人が溢れ返り
フロアーになんか辿り着けません。

僕達3人も人ごみの中で
はぐれてしまうような状況でした。

DJは誰だっけ?
覚えてないけど
その日は
レゲエとヒップ・ホップがかかっていたような・・・。

当時
MIXは全盛期で
平日なのに1000人くらいが
押し掛ける事もあったそうなんですよね。

後から聞いた話なんですが。

MIXが上手く行っているから
僕が手掛ける店が
成功するとは限りませんでしたが
その音楽性に
僕はシンパシーを感じていましたし、
ソウルフルな音楽を
ウリにするという共通項はありつつも
踊れるジャズを全面に打ち出す事で
差別化を図る事はできる筈です。

とにかく
その夜のMIXの熱気が僕の背中を押しました。

店の中にいた時に感じた興奮は、
音楽や店が醸し出す
雰囲気によってもたらされただけでなく
架空の店舗を想像する
快感だったのかもしれません。

店を出た3人は笑顔で
粟田さんのベンツに乗り込みました。

これでネガティヴな要素が一つ消えました。
残るもう一つの問題は資金・・・。

高速を飛ばす帰路の車中で
僕達はある決断を下すのでした。
(つづく)