ファンクにはアロハがよく似合う。 | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

今年、
僕は
生まれて初めてアロハ・シャツを買ったんですが、

$沖野修也 オフィシャルブログ

何を隠そう
それは
今年も
TOKYO CROSSOVER/JAZZ FESTIVAL 2012に
出演して頂く
黒田大介さん

影響なんですよね。

もともと
柄シャツが好きな僕ですが、
エミリオ・プッチ的な
70年代風で
しかも
素材は
ポリエステル
みたいなものが本命。

アロハの
コットンも
開襟も
ハイビスカスも
僕には違うだろうと。

派手な配色や
花柄が苦手な訳ではないんですが、
何故かアロハは・・・。

なんて風に
思っていた
僕の
苦手意識を変えたのが
黒田さん
だったんですよね。

アロハが
とても
似合ってるんですよ、
黒田さんは。

アロハ・シャツを
トレード・マークにしている
黒田さんを見ていつも
「どうやって着こなすんだろう?」
と不思議に思っていたんです・・・。

黒田さんと
言えば
ファンク/
レア・グルーヴ界
の重鎮。


海外コレクターとも
互角に
渡り合えるその
知識と
DJのスキルは、
日本の至宝。


レア音源を
惜しげも無く
プレイしながらも
オーディエンスを
見事に興奮させる
その実力は
誰もが認める所です。

黒く
ぶっとい
生音の
ダンス・ミュージックと
アロハ・シャツの
組み合わせは
意外性があるだけでなく、
音楽が持つ
パワーや
楽しさ、
またその美しさを
黒田さんが
可視化するかのように
身に纏っているですよね。

そんな
黒田さんが
この5月に
リリースされた
Kickin 6
~"TK"MiamiFunk Mix


皆さん
お聴きになりました?

マイアミの伝説的レーベル、
TK関連の音源集。

マイアミって
いうと
僕世代だと
TV番組
『マイアミ・バイス』
が頭に浮かんで
なんか
勝手に
軽薄なイメージを
抱いてたんですが、
実際に
マイアミに行ってみると
予想以上に
お洒落なんですよね。

デザイン・ホテルや
スタイリッシュな
レストランもあるし、
昔は
お年寄りの保養地なんて
揶揄する人もいたけど
僕が行った
3月末は
WMCという
クラブ・ミュージックの祭典が
行なわれていたりしたから
世界中から
若者が集まってました。

ビーチに
ホテルから直行できて
海に並行して走っている
2本くらいの通りに
クラブも
バーも
レストランも全部あるんですよね。

いやいや、
そんなマイアミで
MASTERS AT WORKや
BUGZ IN THE ATTICや
JAZZANOVAが
ファンキーで
ソウルフルな
音楽をプレイしていた事を
思い出すと
あの抜ける様な青い空の下で聴く
ブラック・ミュージックは
格別だったなと。

何気に似合うんですよ。
ビーチに黒い音楽が。


ようやく
戻って来ました。
黒田さんの
Kickin 6の話に。

あの
マイアミの
解放感、
そして、
肉感的なグルーヴ


このCDには充満しています。

海と空に挟まれた
ヘルシーな
この街も、
夜になると
繁華街特有の
猥雑さに包み込まれます。

そんな
大自然と
都会の喧噪が
混在する
マイアミから
産み出されたのが
アッパーにして
何気に
イルなエレメントを内包する
TKレーベルの
諸作品なんですよね。

黒田さん
なんで
アロハなんだろうな?


とずっと思っていたんですが、
このKickinを聴いていて
ふと思い出したんですよ。

マイアミの
ビーチ沿いの道路に
並立する
パーム・ツリーを。

砂浜にうつ伏せる
トップレスの美女達の横を
褐色の肌をした
男達が
楽しそうに
通り過ぎて行く様を・・・。

僕、
ハワイに行った事ないんですけど、
そのヤシの木がどこまでも続く光景を
見て
これって
ハワイっぽいんじゃないかと・・・。

黒田さんのアロハは
きっと
マイアミにも映える筈・・・。


故に
TKの
ファンクには、
アロハが似合う

のです。

あれ、
無理矢理かなぁ(笑)?

今度こそは
黒田さんに聞いてみようと思います。

なんで
アロハなんですか?と。


皆さん、
9/29は
黒田さんのアロハに
注目ですよ。