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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

今年も開催される
TOKYO CROSSOVER/JAZZ FESTIVAL
まで2ヶ月となりました。

そもそも
僕がこのイベントを始めようと思ったきっかけは、
クロアチアで行なわれた
FUTURE JAZZ FESTIVALに参加した事でした。

首都ザグレブに
ジャズ系のDJやアーティストが結集し、
2日間で3000人くらい動員していたんですよね。

クロアチアのザグレブにですよ。

で、これ、
既に東京でやってなきゃいけないイベントでは?
と思った訳です。

勿論、ヨーロッパのアーティストが中心でしたから
交通費の負担は比べ物になりませんが。

そもそも
ロックやテクノ、
オーセンティンクなジャズやJ-POPの
フェスはあるのに
クラブ・ジャズやブロークン・ビーツ、
そして、ディープ・ハウスの
フェスティバルは
どうして日本にないんだろう?
なんて事を考えてはいたんですよね。

いきなり、野外!
はどう考えても無理だったんで、
最初の2003年は、
JZ BRAT-THE ROOM-YELLOWという3DAYS
(厳密には目黒のCLASKAで
After partyがあったので4DAYS)。

翌2004年は
3DAYSの大変さを反省して(苦笑)
YELLOWで祝日の夕刻開催。

2005年からは
新木場のageHaに進出し、
4年連続で開催。
常に超満員で
いよいよ
野外進出か・・・とも噂されていたんですが、
2010年は突然の休止宣言。

2008年の自主興行が祟って、
巨額の負債を抱えた僕は
スタッフの助言もあって
開催を断念したんです・・・。

同業者からはもの凄く儲かってんじゃないの?
なんて冷やかしもあるんですが、
そんな事ないんですよ。

制作費が一晩で2000万以上かかってますから、
キャパシティーの限界や招待客の数を考えると
ホントいつもギリギリの収支なんです。

あれほど
入った2008年でしたが、
スポンサーがなかった故に
経済的には大失敗だったんですよね。

今だから言えますけど・・・。

今年は企画を方向転換し、
より大人をターゲットにしたイベントにする事にしました。
これは、
僕のアルバムの方向性や
ブルガリで始めた
レギュラー・パーティーの影響もあるでしょうね。

そして、VOLKSWAGEN社さんにご協賛頂ける事になり、
場所も恵比寿のガーデンホールでの開催の運びとなりました。

僕のイベントの主旨に賛同頂いているだけでなく、
BEETLEのニュー・ヴァージョンの発表は、
今年出した僕のアルバムのコンセプトにも
凄くマッチしているんですよね。

そう、僕が70年代の名曲を現代的解釈で蘇らせたように、
来春、あの"かぶと虫"が更なるモデル・チェンジを果たすのです!

今までは
野外開催を前提に邁進してきましたが、
単にこのジャンルで規模の拡大を計るだけでなく、
今は、
都市型フェスとして、
独自のポジションを築くべきではないかと考えています。

ホテルでの開催であるとか
建築物の選択にもこだわって
音楽を中心に
デザインやインテリアへ関心を持つ層にも
アピールして行くつもりです。

勿論、
TCJFをもっと大きなイベントに育てて行く
という初心は貫きたいと思っていますが、
単に数字の大きくするだけでなく、
その個性で世界に一つしかないものにする事の方が
僕にとってはもっと大切なんです。

あと2ヶ月で一人でも多くの方に
このイベントの存在を知って頂けるように
告知して行きますし、
本番に向けてイベントをより楽しんで頂けるように
色々な施策を連動させて行きます。

僕自身も新たなスタートを切ったTCJFに興味津々ですよ(笑)。

日本中から
いや
世界中から
このイベントの為にオーディエンスが東京にやって来てもらえるように
もっともっと精進します!