前夜祭? | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

会場に着いてみると
そこに
思わぬ光景が広がっていた。

この日、VJをしてくれる事になっていた
手塚敦さんからも聞いていたが
(彼は、僕より早い便で到着していて
既に機材のチェックを済ませていた)、
まさに
そこは
何の飾り気もない
体育館のようなライブ・ハウス。

しかも、
既に
観客は
もの凄い盛り上がりを見せていた。

ただし、
そのバンドが
ちょっと微妙で・・・。

喩えるなら
ニュー・ウェーヴ以降
アシッド・ジャズ以前の
イケてない
ブリティッシュ・ジャズ・ファンクというか
ファンカラティーナというか・・・
(イケてたら良かったんですが)。

メンバーの服装はモロ
80’s(でもエレクトロ系ではない)。

ドレス・アップしているんだろうけど、
トレンディー・ドラマ(死語)のパーティー・シーンを
彷彿とさせるかなり派手目な感じ・・・。

とにかく、
僕とは済む世界の違う人々による
僕とは全く共通点のない音楽で、

人々が
大盛り上がりしている!


同行してくれた
事務所のスタッフ、
KJM LIVE SETに参加してくれている
SWING-O、
そして、
ベースのROOT SOULこと
池田憲一と
全員で
苦笑。

前夜祭か
アフター・パーティーか
結局不明だったけど、
入場無料だそうで
場内ほぼ満員。

ただ、
彼等が
何故、そんなに盛り上がっているのかを
分析しなければ
この後に回すのは
相当危険である事を瞬時に悟った。

一応、
この道のプロなんで。

彼等が
この音楽を心から楽しんでいるのなら、
打つ手はない。
そんな曲、一曲もないから。

彼等が
バンドに煽られてアガっているのなら、
打つ手はない。
だって、DJだし・・・。

もし
彼等が
NORTH SEAの開催を祝う為に
いかなる音楽であれ
心を解放して楽しもうとしているなら
何とかなるかもしれない・・・。

僕は
ステージ脇にある通路から
バック・ステージに向った。

プロモーターと
事務所のスタッフに挟まれて歩く僕は
まるで
最後の判決の場に連れ出される
被告人のようであったに違いない・・・。