再会 | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

セテの市街地に入ると
運河に立ち並ぶように浮かぶ
帆を下ろしたヨットの群れが
南仏に来た実感を盛り上げてくれる。

ホテルに到着すると
早速
あの男が僕を出迎えてくれた。

JAZZAMAR。

フランスのジローラモこと
JAZZAMARも
今回のFESTIVALの出演者。
僕が
モンペリエに
到着した時点で
彼はプレイを終えていたが、
もう一泊して
翌日にここを経つらしい。

実は
2週間前に
僕がヨーロッパに滞在していた間、
逆に彼が日本にいて
僕のレジデンシー、
TOKYO JAZZ MEETINGにゲスト出演してくれていた。

2週間後には
彼が
僕を
パリに呼んでくれている。

そんな
二人が
南仏で再会。

しばらくすると
クロアチアのデュオ、
EDDY MEETS YANNAH
にも再会。

彼等とは2年振り。
しかも、
YANNAHは
奨学金を得て
この秋から
一年間日本に留学するらしい。

いきなり
EDDYにこっぴどく叱られる。
「どうしてヨーロッパに来るなら
連絡くれないんだよ!」

どうやら
クロアチアのフェスティバルに
僕がヨーロッパにいると判っていたら
ブッキングしてくれたらしい。

昨日は
ロンドンで
一泊。
そして、
今日は
一日前乗りしているから
僕の出演は明日なのだ。

「2日もオフで、もったいないじゃないか!」
彼は
僕の事を考えて
本気で言ってくれていたんだと思う。
でも、
去年、
彼が自腹を切ってでも
TOKYO CROSSOVER/JAZZ FESTIVALに出ても
いいと申し出てくれたのに
予算がない(さすがに、ギャラはなくても渡航費と
宿泊費くらいは出してあげたかったから)
と断っていたから、
ヨーロッパに行くからクロアチアで回せないかな?
なんて厚かましいお願いは口にできなかったのだ。

その時、
僕はEDDYの忠告がどれだけ重要であったか
知る由もなかった・・・。