YELLOW | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

YELLOWが
閉店しました。

僕にとっては
実に思い入れの深い場所。

だから、
自分の店じゃないのに、
人ごとだと思えない。

LOUDの最新号の連載に詳しく書いたんですが、
KYOTO JAZZ MASSIVEとして
その名を冠したレギュラー・イベントを
初めて開催したのが
YELLOWだったんです。

そして、
TOKYO CROSSOVER/JAZZ FESTIVALの
第一回目(3夜連続イベントで、最終日)も
YELLOWで行っています。

LOUIE VEGAに会ったのも
MOODY MANに会ったのもYELLOW。

MONDO GROSSO、
MONDAY MICHIRU、
COSMIC VILLAGE、
SLEEP WALKERのライブでもお世話になったし、

PATRICK FORGE、
JAZZANOVA、
PHIL ASHER、
BUGZ IN THE ATTIC、
VIKTER DUPLAIXなんかもブッキングした。

21日はTHE ROOMでレギュラーだったので、
まず、22日の夕方5時半に駆け付けました。

そして、ROOT SOULのLIVEがMODULEであったので
8時半に
中抜け。

夜の、12時に終了するって聞いてたから、
11時半に再びYELLOWへ。

12時過ぎに一瞬終わりそうになったけど、
DIANNA ROSSの
LOVE HANGOVERで復活・・・。

再び中抜け、
というか帰宅。

3度目に
YELLOWを訪れたのが
午前3時。

PRINCEのPURPLE RAINで
遂に終了・・・。

FRANCOIS Kは
お経?で締めくくり。

彼がマイクで
オーディエンスにメッセージを伝える。

「今、僕はお家を失った、気分、それは良くない・・・」

日本語だ。
まさかと思うけど、お家とHOUSEがかかってる?

「新しいYELLOWを作ろう!!!」

歓声が沸き起こる。

社長の東田さんも

「近い内に何処かでお会いしましょう、ありがとうございました!!!」

歓声が更に盛り上がる。

誰かが、
「大志も何かしゃべれー」と叫んでいる。

で、店長の大志君待ち、みたいな状態になっている時に、
聴き慣れたパーカッションが・・・。
やばい、このベース・ラインは・・・。

「ウォーーーーーッ、ウォウォー、ウォウォー、オーオー」
I LOVE MUSICやー!!!!!!!!!!!!!!!!!!

FRANCOISか?
それとも、飛び入りゲストのDANNY KRIVITか?
JOE CLAUSELLか?

とにかく
この曲で、フロアーにまた灯が点いた・・・。

結局、終わったのは
午前、5時を回ってました。

JOHN COLTRANEの
”LOVE SUPREME”の後に
BRADE RUNNERのサントラで終了。

あんなディープなジャズで
YELLOWのダンス・フロアーが盛り上がったの観た事ないよ。

続く
荘厳なシンセサイザーで、
僕達は宇宙に飛ばされました。

素晴らしい、エンディング・・・。

DJの皆さん、
スタッフの皆さん、
そして、
最後のYELLOWで
踊りまくっていた
オーディエンスの皆さん。
本当にお疲れ様でした。

一つの歴史が幕を閉じるけれど、
YELLOWの想い出は
みんなの心の中で永遠に生き残って行く事でしょう。

土砂降りの雨の中
30時間以上続いた
お別れパーティーが幕を閉じる。

朝、
店を出たら、
雨があがっていた。

快晴って訳にはいかなかったけれど、
号泣していた空が
ようやく笑顔を取り戻したような・・・。

月並みだけど、
まさにそんな感じ。

僕は、
上を向いて歩き出した。

終わる事でしか得られないモノもある。
そして、
終わるからこそ始められる新しいコトもある。

僕も
みんなと何処かで

会える事を信じてます。