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(株)mpi松香フォニックス認定フォニックス指導者、
認定小学生英語指導者プラスの英語教室
鳥取県米子市のソフィア英語教室です
英語学習におけるカタカナ振り問題があります。
たとえば、Do you know that little boy?
というような例文が教科書にあれば、
ドゥ ユー ノー ザット リトル ボーイ?
と、読むときの発音をカタカナで学習者がぎっしり書きこんでしまうこと。
市販の英語の参考書でも、このカタカナ振りがあるものも存在しますが、
カタカナ表記はツッコミどころ満載
フォニックス学習では、「耳から音を聞いて、カタカナ振りをせずに覚える」が推奨されています。
that を英語らしく発音できるなら、ザットzattoにはならないのに・・・
th(有声音)は日本語にはない音なので、本来はカタカナ表記できないはずなのです。
リトル、と表記してしまえば、r なのか l の音なのか、という英語の元の音声が消されてしまいます。
boat や game はカタカナ英語だと、ボート や ゲームになりますが、本来ならボウト や ゲイム の表記のほうが
元の発音に近い。
「カタカナ振りで英語の発音が正確に再現できる」わけではないと分かってほしくて、
私は、レッスン中にカタカナ振りを必死でする子には、しないように言います。
その時、生徒さんのリアクションは2パターン
➀カタカナ振りを止めないパターンと、
②理由をきいて納得して、カタカナ振りを止めるパターン。
後者のタイプのお子さんは、高学年になって、
カタカナ振りをせずに英語の文字だけで自分で正確に発音でき、読む力を持つ子になっていく子が多い。
ただ、①カタカナ振りをやめないお子さんは、「音読をする時に、絶対間違えたくない」ので、
カタカナがないと不安が強いお子さんかも。
そういう事情であれば、本人さんがカタカナ振りがあることで安心できるのであれば、
カタカナ振りも許可したいと思います。
ただ、カタカナ振りを最初からしないと徹底するなら、ほんとうはそれがベストです。
耳で発音をまず聞いて、それから正確に覚えようという姿勢になるからです。
フォニックス学習は、英語の音を沢山聞いて、読み書きを学ぶ時間。
カタカナを人一倍書いていても、英語の上達につながりません。
最後までお読みくださりありがとうございました