人の気持ちになって考えろ
僕が常に後輩に、そして自分自身に言い聞かせている言葉です。
でも、これって、頭ではわかっていてもなかなかできないもの。
だって、当事者じゃないので、その人の気持ちと100%同期化するのは難しいから。
上司の気持ち
後輩の気持ち
お金を払って依頼する側の気持ち
仕事で悩んでいる人たちの気持ち ・・・
僕が掲げる永遠のテーマ(宿題)の一つなのかもしれません。
このたび、自社のホームページを大幅にリニューアルしようと、知り合いのWeb制作会社2社に
依頼しています。どちらかで正式にお願いするつもりではいます。
ただ当然、青天井で費用をかけられるわけもなく、予算枠が決まったなかでの刷新です。
すると、見積りとともに出てきた改善案を見て、ついつい口に出してしまうのが費用のこと。
『もっと安くなりませんか?』
コレばかりに僕は気をとられてしまっていたんです。
でも、制作者側からしてみたら、気分はあんまり良くないですよね。
なぜなら、コストのことばかりだから。
“費用だけじゃなく変更点や改善案の中身をしっかりと見たうえで評価してほしい!”
相手の立場からしてみたら、そう思ったに違いありません。
“紹介手数料・派遣料はもっと安くならないの?”こう言われることも僕もしょっちゅうあります。
それを聞くたびに“費用のことばかり言われたくないな”って思っていたのに、いざ逆の立場と
なったとたんに無意識のうちに自分が口に出してしまっていたんです。
どこの企業も今はコストには敏感です。
ですから、コスパを追求しなくてはいけない姿勢は至極当然です。
ただ、コスト低減一辺倒だと、“お客さんのため…”という気持ちがどんな人でも萎えてしまうと
いうことに逆の立場となって改めて理解することができました。
仕事も結局、やっているのは人と人。
それであれば、お互いが本音で気持ちをぶつけあい、お互いが譲歩しあって妥協点を見つけて
いくことが良いリレーションの構築なんじゃないかって思います。
今回、逆の立場となって、改めて感じたことでした。