産業天気図予測
今朝(9/27)の日経新聞の1面、26、27、29面に詳しく記載されていました。
《主要30業種の内訳↓ ※()内は7~9月期の当初予測からの増減数》
◆晴れ・・・0 (±0)
◆薄日・・・5 (-3)
(プラント・造船、産業・工作機械、家電、精密機械、ネットサービス)
◆曇り・・・14業種 (+3)
(鉄鋼・非鉄、石油、電力、化学、電子部品・半導体、情報、通信、自動車、食品・飲料、
コンビニエンスストア、ドラッグストア、外食、旅行・ホテル、アミューズメント)
◆小雨・・・9業種 (+1)
(マンション・住宅、紙・パルプ、繊維・アパレル、医薬、貨物輸送、リース、スーパー、
広告、人材派遣)
◆雨・・・2業種 (-1)
(建設・セメント、百貨店)
ポイントは2つ。
一つは、海外で好調だった『電子部品・半導体』が薄日から曇りへとなってしまったこと。
もう一つは、個人消費を牽引していた『コンビニエンスストア』がこれまた薄日から曇りへ
となってしまったこと。
新興国を中心とした旺盛な需要に助けられ、日本も回復基調に向かいつつあっただけに、
電子部品・半導体の需要一服感は、景気停滞に繋がる不安要素でもあります。
また、身体的にはしんどかったですが、猛暑のおかげで個人消費を引っ張ったコンビニも
10月からのタバコ増税の影響で売上が減ることは必至。
産業天気図(7-9月期) と較べても、『化学』、『電子部品・半導体』、『コンビニエンスストア』
の3業種が薄日から曇りになってしまい、景気足踏み(踊り場)の様相を呈してきています。
円高、政府支援の打切り、そして日中関係の緊迫化。
以前から危惧している通り、勝負の下半期です。
夜は窓全開だと寒く感じ、TシャツではなくロンTでちょうど良い季節となりました。
ただ、景気だけは冷え込まないことを切に願うばかりです。