長期化する就職活動について | 名古屋で働く転職コンサルブログ

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名古屋で転職コンサルティング(転職相談)を始めて14年目となります。ブログを通して就活・転職・経済・経営のコト書いてます。

月曜日の日経新聞は、経済ニュースというよりは、

最近のトレンドや広告が主となっている。


今日の注目すべきは、13面「働く」という欄にあった

学生の就活の長期化について。


納得のいく就職活動が行えるまで活動が

長期化しているといった内容のもの。


僕も学生さん向けの就職活動支援 をやっていますが、

“これから就活”という2年生、3年生だけでなく、悔いを残さないよう

引き続きがんばっていきたい!という高い志を持った4年生の参加も

多いのが実情です。


この傾向、求人を出す企業が少ないからというのが背景の大部分を

占めているんでしょうが、個人的には良い傾向だとも考えています。


だって、今は、大学全入時代と呼ばれているにも拘らず、相変わらず

中学生から良い高校に入ろうと受験勉強をし、そして良い大学に入ろうと

相変わらず受験勉強に勤しみ、難関大学と呼ばれる大学は人気のまま。


・・・と、このように親御さん含め、良い高校や大学に入るためには

何年も前から準備をして、受験に臨んでいる。

なのに、就活となると、3年生の秋口くらいからチョコチョコとやるだけ。


今まではそれで良かったのに、それが通用しなくなってしまった。


これを不幸だ!と捉えてしまうと、トコトン絶望感です。


かく言う僕の学生時代も就職氷河期、失われた10年と呼ばれた時代

でしたから、時代を恨んだ事もありました。


でも。


プラスに考えればですが、自分を見つめ直す良い機会だと思います。


就職活動を準備するのは、早ければ早いほど良い。

自分の将来をうんと悩む良い時期だと考えてもらえたらなって思います。


運良く大企業というか良い会社に入れてた人でも、しっかりと将来や、

やりたい事を考えずに入社した人は、入社した後に立ち止まる日が来る

もんです(“なんでこの会社選んだろう?”って)。



うんと悩めば悩むだけ成長できるし、他人への思いやりも出てくるもの。


一人で塞ぎ込まずに、就活を多くの人と境遇を分かち合い、励まし合い、

時には叱咤し合い、そして成長してもらえたらなって心から思ってます。


その学生さんが成長出来るステージを何らかのかたちで提供出来たらな

と僕は思っています。