来年から『脱ゆとり教育』という事で、授業で教える内容の拡充など
学校での指導内容が大幅に見直されるとのこと。
偏差値至上主義からの脱却
落ちこぼれ生徒の救済
日本の学力の低下
ゆとり教育の功と罪は色々とあると思います。
授業量を増やすという事もたしかに必要なのかも知れませんが、
ただ、いち個人としては、部活動を増やしても良いのでは?
と思ってしまうんです。
部活動こそ社会人としての原点なんじゃないカナって思うんですよね。
野球(9人)
サッカー(11人)
バレーボール(6人)
バスケットボール(5人)
僕の小学校、中学校、高校時代は当たり前にあったそれらも少子化で
存続する事自体が難しい状況なのかも知れませんが、ただ授業で習う
事以上に部活を通じて学べる事はたくさんあります。
仲間との助け合い
喜怒哀楽の共有
僕らの時代は、みんながどこかの部活に所属していました。
だから、卒業して久しぶりの再会も、“〇〇君は元気?”という質問にも、
“野球部だった〇〇君の事だよね?”といった会話。
みんなどこかの部活に所属していたから、帰属意識があって協調性が
自然と身についていったように思います。
それがなくなりつつあるのは、本当に残念です。
今、日本の企業力は低下の一途を辿っています。
世界企業の時価総額ランキングも、15年前の1994年末には
世界500社のうち、なんと134社*も入っていた。
それが2009年末はたったの40社。(*日経新聞より)
しかも、最高位はトヨタ自動車の27位で、以降、
77位 三菱UFJファイナンシャル・グループ
86位 NTT
87位 ホンダ
88位 NTTドコモ
と、世界的な影響力がどんどん低下していってしまっている。
部活動の減少と、この日本企業の企業力低下との間に因果関係が
あるんじゃないかと考えて仕方ありません。
楽天の創業者・三木谷浩史社長。
三木谷さんも一橋大学・商学部時代はテニスに傾注していたそうです。
トヨタ自動車・豊田章男社長。
豊田さんも慶応大学・法学部時代はホッケーに汗を流していました。
やっぱりリーダーと成り得る人は、運動というものを通じて色々と学習
してきたんだなと考えさせられます。
勤労、納税、そして教育。国民の三大義務でしたっけ。
教育は国家の繁栄に直結します。
学習量を増やすといった短絡的なものに終わらず、仲間の大切さや帰属
意識といった社会人で本当に大切となるものを育める教育改革をして
欲しいものだなぁと切に思っています。