スタメン落ち・・1/3 と1/4との狭間で | 修三郎のジャイアンツ兄さんブログ

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2024年、俺も「新風」を吹かせるぞ!

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 ◆広島2―4巨人=延長10回=(28日・マツダスタジアム) 巨人が坂本の勝負強さで接戦をものにした。延長10回2死一、二塁で中越えへ、勝ち越しの2点三塁打。不振のため2009年7月22日の横浜戦(長野)以来スタメンを外れたが、途中出場から意地を見せた。代わりに初の1番で先発した藤村も初回、四球と二盗でホームを踏んだ。3番の長野は先制打など3安打の活躍。若い力で連勝し、3年連続で広島戦の勝ち越しを決めた。

 最高の舞台が整った。不調でも、坂本は持ち前の勝負強さを手放していなかった。一塁を回る前に、もう右手を挙げていた。三塁に滑り込むと「どうだ!」と言わんばかりに、三塁ベンチの味方を指さした。「ふがいない成績が続いていたので、何とかしたかった。素直にうれしかったです」。胸の内にたまったうっぷんが爆発して、絶叫に変わった。勇人が、チームが、よみがえった。

 同点の延長10回、2死一、二塁。307試合ぶりにスタメンを外れた坂本に2度目の打席が回ってきた。8回2死満塁では三振。「前のチャンスで打てなかった。絶対に(走者を)かえそうと思っていた。完璧でした」。再び訪れたチャンスで直球をジャストミート。ライナーが中堅・天谷の頭上を越えた。勝ち越しの2点三塁打で主役になった。

 最近5試合で19打数3安打。打撃不振のため、腰痛で欠場した09年7月22日の横浜戦(長野)以来のスタメン落ち。レギュラーに定着した08年以降、故障以外では初の屈辱だったが、練習前、ある言葉を思い出したという。「野球選手は(ファンに)見られている。それを分かってほしい」。打撃に覇気がなく、「懲罰交代」させられた先月31日のヤクルト戦(神宮)後、岡崎ヘッドコーチに受けた“説教”だった。「チームが勝つことが一番ですから」。悔しさを押し殺し、必死に練習した。下半身のキレを出そうと、スタメンの時にはやらない、外野のポール間走を黙々とこなした。

 7月以降、打率が2割5分台から上がらず、苦しんだ。休養日の1日に東京Dで指揮官にマンツーマンで指導された際には、左わきを締めて、コンパクトに振るよう指摘された。「何とかしないといけない」とフリー打撃で毎日、継続して意識してきた。ストレスが原因なのか、左あごには珍しくニキビもできた。

 打線は二盗を5度試みた。3度失敗したが、相手を揺さぶった。最後は勇人の一振りで死闘を制し貯金1。中日、阪神とゲーム差なしの4位だが、首位・ヤクルトに3・5ゲーム差に迫った。原監督は「勇人もスタメン外されてモヤモヤしているものもあるでしょう。あの一打で本来の彼らしい打撃を思い出してくれれば。1番打者としては全く機能してなかった。勝負強さという点ではまだ残ってますから、打順のことも考えないと」とリーグトップの得点圏打率4割6厘の坂本の打順変更を示唆した。

 坂本は「自分にもチームにもいいきっかけになる。これからも集中してやっていきたい」と言い切った。試合後、スタンドのファンに何度も見せたガッツポーズが、頼もしかった。(スポーツ報知)


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おはようございます。


ハヤト、ついにスタメン落ち・・・「1番打者として全く機能していなかった」という原監督の言葉を借りるまでもなく、彼の不振は誰の目から見ても明らかだった。


野村克也氏がサンスポ紙上で、「坂本は1番打者としては致命的に選球眼が悪い」などと評していたり、敵将・落合博満氏からは「お前はこのまま1番で終わるつもりはないんだろう」と言われたとか・・・ただ、今のハヤトはどこを打たせていても2割5分前後の打率から抜け出せないでいただろう。そこで、とうとうチームで唯一スタメン出場を続けていた男も、この日外れてしまったという訳だ。


それでも、途中出場して、件の決勝打を放つ・・・どんなにもがき苦しんでも、「自分らしさ」を見失っていなかった事に関しては、素直に拍手を贈りたい。


そう、今ハヤトはもがき苦しんでいる・・・「3回に1回はヒットを打てる」事と「4回に1回しか打てない」事との狭間で。ぱっと見て小さい差のような気もするが、打率に直せば.333と.250・・・こう見るとものすごい差だよね。片や「超一流」の称号を与えられ、片や「並みの打者」のレッテルを貼られてしまうという。野球選手は、バッターなら皆この差を埋めるために葛藤していると言っても過言ではあるまい。


ご多分に漏れず、ハヤトもこの「大きな差」に葛藤しているという事なのだ。しかし、彼の得点圏打率となると、これが12球団一!これぞ「ハヤトがハヤトらしく生きている」証なのだ。


この一打で、ハヤトの中で、「何かが変わってくる」はずだし、変えないといけないだろう。もしかしたら、「1番打者」以外の「新しい居場所」を与えられるかもしれない。それが彼にとって「水を得た魚」となってこれまでの不振を吹き飛ばしてくれるよう祈っている。


勝率の関係で、勝ったのに2位から4位転落という珍事が起こったが、今はそんな事は大した事ではない。最後に笑えればそれでいいのだから。「最後に笑う」ためには、そう、ひたすら勝ち続けるのみだ。


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