（セ・リーグ、広島２－５巨人、１１回戦、巨人７勝３敗１分、６日、マツダ）巨人は先発の東野が８回を２失点と好投、打線も序盤から４得点と優位に試合を運び、５－２で広島を下した。巨人は今季初の４連勝で３位に浮上した。
前日５日、今季最多の１９安打＆１１得点を記録した原巨人。その勢いは、一夜明けても衰えていなかった。一回にいきなり打線が３点を先制だ。二死一、三塁から高橋由が左前適時打。なおも一、三塁から、今度は小笠原が左中間に２点適時二塁打を放った。
「昨日の逆転勝ちのいい流れを継続するためにも先取点が必要でした。よかったです」と高橋由は価値あるタイムリーに笑顔。江藤打撃コーチも「得点圏の場面でウチの打者が集中していた」と評価した。
さらに“お久しぶり”の一発も生まれた。二回、この日スタメン起用された実松が、左翼席に１号ソロを運んだ。「打った瞬間“抜けてくれ”と心の中で叫びました」という打球は左翼席最前列に飛び込んだ。２００５年６月２８日の西武戦（札幌ドーム）以来、実に２２３０日ぶりの本塁打で「よく入ってくれました」。巨人が序盤で大きくリードした。
今季は投手陣が踏ん張っても、打線に元気のない試合が目立ち、貧打がチーム低迷の原因だった。だが、この日は先発・東野に先制点をプレゼント。強力打線の本領発揮だ。
「少しずつ、打てるようにしていきたい」と５日の試合後に話したのは小笠原。８月反攻へ、打線が活発になってきた。
投げては先発の東野が８回を２安打２失点と好投。九回を久保がしめ、巨人が今季初の４連勝で３位に浮上した。（サンケイスポーツ）
「打者は４点以上を取り、投手は３点以内に抑える」。これは原監督が常々口にする「勝利の鉄則」だが、この日は鉄則通りの試合運びだった。先発東野が８回２失点と試合を作り、小笠原の３打点の活躍で５点を奪った巨人。投打がかみあい今季初の４連勝を果たしたチームは、またたく間に３位に浮上した。
前半戦の終盤で一時、抑えに配置転換された東野だが、後半戦に入ると再び先発に復帰。度重なる配置転換にも「同じ失敗を繰り返すことはできない」と背水の覚悟で臨んだ。この日は「新鮮な気持ちで臨んでほしい」（原監督）と普段コンビを組む阿部ではなく、控え捕手の実松とバッテリーを組んだが、それが見事にはまった。
チェンジアップを有効に使った緩急自在のリードで、五回までに許した安打は１本のみ。先発としては約２カ月ぶりに白星を手にした右腕は「後半戦はすべて勝つつもりでいく」と言葉にも自信が戻っていた。
小笠原も東野と同様、前半戦で不振にもがいた１人だが、この日見せた２本の適時打は左、右に打ち分けた。３試合連続の打点に「本来の形に近づいている」と吉村打撃コーチ。小笠原本人も「一打席一打席集中して臨んでいる」と充実感を漂わせた。
一時は「１０」に膨らんだ“借金”も「３」にまで減った。反攻の手応えを問われ「まだまだ」と軽くいなした原監督だが、今の勢いが持続させられれば、借金完済も視界に入ってくる。（産経新聞）
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こんばんは。
５－２ 
東野は期するところがあってマウンドに上がっただろう。
川口投手総合コーチが、「東野は先発に未練があるみたいだから、チャンスを与えてやる」と言ったか言わなかったとか・・しかし、これにはこう言わせてもらおうか。「そんなもん、あるに決まってるだろう！」
８回を２失点にまとめ今季４勝目。ようやく勝ち運が向いてきたような気がする。この運気に乗って今度こそ「爆勝宣言」して欲しいところだ。実際、「残り試合、全部勝つつもりでやる」って言ってたみたいだしね。
投手が３点以内に抑え、打線が４点以上取る・・これが勝利への方程式。原監督が幾度となく力説していた理想の試合運び。しかし、今年、投手が３点以内に抑えても打線がそれ以上取れない、という試合がいくつあった事か。
ここにきて、ようやく投打が噛み合い始めてくれたような気がしてきた。この流れを大事にして欲しいよね。シーズンの半分を超えたところで、ようやく見えてきた一筋の光。その光を掴むことは、流星を掴むよりもはるかにたやすいはずだ。
借金完済まで、あともう少し。しかし、まだまだ「１戦１戦」目の前の試合に集中していくこと、それが肝要だ。
ヒロシマの６６回目の「原爆の日」・・世界平和と震災復興を祈念しつつ、「今、生かされている喜び」そして「今、野球が観られる喜び」を噛みしめつつ、ジャイアンツの今後の健闘を祈りたい。
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