松井秀喜・日米500HRに寄せて | 修三郎のジャイアンツ兄さんブログ

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 ◆タイガース5―7アスレチックス(20日・デトロイト) アスレチックス・松井秀喜外野手(37)が日米通算500本塁打(日本332、米国168)を達成した。「4番・DH」で出場したタイガース戦で、6回に右翼ポール直撃の7号ソロ。王手から出場25試合ぶりの一発で、過去に日本プロ野球で8人、メジャーで25人しかいない大台に到達した。7回の決勝打など4打数3安打3打点でチームを勝利に導き、自ら偉業に花を添えた。

 高々と描いた弧を目で追いながら、松井はゆっくりと走り出した。手応え十分の打球は右翼ポールを直撃し、スタンドに消えた。「距離的には行くと思いました。ポールに当たったという意味では思い出になる」。プロ19年目で到達した500号に笑顔をのぞかせた。

 同点で迎えた6回。左腕・ビーローの真ん中88マイル(約141キロ)の速球を仕留めた。6月16日のロイヤルズ戦以来、今季最長ブランクの出場25試合103打席ぶりの一撃に、「こんなに時間がかかるんだったら、もっと意識すればよかった」と大きく息を吐いた。

 エンゼルスで出番を失っていた昨季終盤、ポツリとこぼした。「自分で本塁打バッターと思ったことは一度もない。日本にいた時からね」。最後のセリフはウソだ。日本最終年の02年、「3冠王と55本だったらどちらを狙うか」と問われ「55本」と即答した。ただ、03年にメジャー移籍して以降は、04年の31本塁打が最高。「こっちでは中距離打者」と自覚しながら、37歳を迎えても常に心のどこかで「打者にとって最高なもの」という本塁打を求め続けている。

 不屈のスイングを貫いてきた。開幕から不調が続き、出場機会が激減していた6月9日。指揮官が交代した直後のWソックス戦で起死回生のアーチを放ち、戦力外の危機を乗り越えた。衰えを指摘されても「何年かたって振り返り、あの時がそうだったかなと思うかもしれないけど、現時点では感じていない」。試合だけでなく選手として、どんな劣勢に立たされても、たった一発で丸ごとひっくり返して、はい上がる。松井の本塁打には、そんな魅力が詰まっている。

 DHでよみがえった。07年に右膝、08年に左膝を手術。体調万全の今季も、ここまで左翼の守りに就いたのは9試合だ。73年から採用された「指名打者制」を発案したのはア軍のフィンリー・元オーナーら。そのア軍に中学時代にあこがれ、今季DHとして迎えられて金字塔を打ちたてた。「不思議な話だね」。すべては導かれた縁だった。

 7回1死一、二塁では勝ち越しの右前適時打で、4月12日のWソックス戦以来の1試合3安打。後半戦に入り、今季最長の5試合連続安打で19打数8安打の打率4割2分1厘、9打点にメモリアル弾と、完全な逆襲モードに突入した。本塁打のボールは、ウォラー一塁コーチが観客と交渉したが、手元には戻って来ず。松井は「実家に送りたいと思っていたけど、打ったバットを送りたい」。新しい勲章を胸に刻み、次の記念球までアーチを描き続ける。


 アスレチックス・松井秀喜外野手「(打ったのは)真ん中の甘いストレート。いいバッティングだった。チームも勝ったし、いい試合で打てて良かった。光栄なことだが、正直感想はない。ちょっと時間がかかりすぎた感じ。早く501号が出ればいい」

 アスレチックス・メルビン監督代行「500本塁打は、本当に称賛に値する。まずは、おめでとうと言いたい。500というのは、すごい数字だ。素晴らしい選手だ」

 長嶋茂雄巨人終身名誉監督「おめでとうございます。残り1本から少し時間はかかりましたが、松井君らしい本塁打でした。ただ、これはまだ通過点です。これから調子も上向くと思いますので、体調に気を付けて600本、700本とさらに上を目指して打ち続けてください」

 ソフトバンク・王貞治球団会長「500本塁打クラブというものがあるように、メジャーリーグでは価値のある数字。ハードスケジュールの中、コンディションを維持し、本塁打を打ち続けることは大変なことです。一本でも多く本塁打を打って、ファンの皆さんを喜ばせてください」

 野村克也氏「松井の1号本塁打は、ヤクルト監督として「内角をさばけるかどうか試してみろ」と高津に指示して打たれた。見事に打ち返されて「これは本物だ」と思った。大リーグ移籍後は左方向への打球が増えた。膝を痛めたせいか、アベレージを優先するあまり、フォームが小さくなり豪快さが失われたように見えるのは残念。もう少し引っ張ってもいいのではないか」

 張本勲氏「立派は立派だが、彼の力からすれば遅すぎる。最低でもあと100本は上をいっていないと…。王貞治に次ぐ本塁打打者が渡米して中距離打者になってしまったのは残念でならない。もう一度自分の打撃を見つめ直し、一本でも多く打ってほしい」(以上、スポーツ報知)



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おはようございます。


松井秀喜選手、日米通算500HRおめでとうございます。


ちょっと時間がかかったかな・・っていうのが正直な気持ちだ。海を渡った松井は長距離打者から中距離打者になってしまった・・という声もある。しかし、日本で打とうが、メジャーで打とうが500本は金字塔。あのまま日本に居てくれたら・・は言うまい。松井のHRは1本1本全てが美しい。だから、松井のHRには「松井秀喜」って書いてあるかのように感じるのだ。


彼はジャイアンツの日本一を置土産に、海を渡った。メジャーで絶対成功しなくてはならない。それは、日本一の感喜に浸る中、メジャー挑戦の背中を押してくれた原監督への恩に報いるためでもあった。


当時のG党の中には松井を「裏切り者」だと思ったものも少なくなかった・・私自身も、そういう感情が湧かなかったかといえば、多少そういう気持ちになった事は否定できない。しかし、人生一度きり。あの当時、選手として一番脂の乗った時期だったと思うし、あのタイミングでメジャーに行かなかったら、ここまでの成功はなかったかも知れない。


メジャーリーグへの憧れ・・日本を出たことすらない私には今でも正直ピンときていない。しかし、私がメジャーリーグへの関心を寄せるきっかけになったのは、間違いなく野茂英雄でもイチローでもなく、松井秀喜だった。


今はジャイアンツを、日本の野球を追いかけることで手一杯だが、いつかはメジャーリーグを生で観てみたいと思っている。かつて清原和博氏がメジャーの試合を初めて生観戦して「メジャーに憧れる奴の気持ちが少しは分かった気がした」と著書に記していたことがある。私も、メジャーを生観戦したら、もしかしたら「人生観」すら変わるかもしれないとさえ思う。


それが実現するのはいつになるかわからないが、それまで松井にはぜひメジャーリーガーとして頑張っていて欲しい。そして、願わくばメジャーリーガーとして現役生活を終えて欲しいと思っている。


・・・阪神に取られる位なら、日本に帰ってくるな!私の偽らざる気持ちだ。



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