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◆巨人1─7中日(18日・東京ドーム) ちょうどシーズンの半分、今季72試合目に臨んだ巨人だったが、6連敗中の中日にあっさり負けた。先発グライシンガーが押し出し四球を与えるなど4回5失点KO。打線もつながらず、粘りや覇気も感じられず、中日初先発ソトに来日初勝利を献上。9回に追いつき執念ドローの首位ヤクルトとはさらに広がり10・5ゲーム差。女子サッカーW杯で初優勝を達成した「なでしこジャパン」の、最後の最後まで諦めない気持ちが、闘志が、今の巨人には必要なんじゃないか。
劇的な幕切れを期待することなく、G党は帰路に就き始めた。9回、アルバラデホが無死満塁から2点を失い、逆転が絶望的な6点差に広がった。6連敗中の中日に対し、高橋由の4号ソロで先取点を奪ったが、終始、劣勢の展開だった。原監督は「いい形でスタートしていたんですけどね…」と次の言葉が見つからない。世界一になった“なでしこジャパン”のような粘りが、巨人の投打には見られなかった。
耐えることができなかった。先発のグライシンガーは1点をもらったが、制球が定まらない。「今日はストライクゾーンが狭い気がした。カウントを悪くしてしまった」と自滅し、2回に2四球が絡み2失点。4回にも3点を失った。指揮官も「期待を込めて登板してもらっていますが、結果も内容も納得ができない」と厳しかった。
なでしこに米国が敗れ、巨人の米国人も勝ちに見放され、5月15日の広島戦(マツダ)から、約2か月勝利はなく、自身4連敗。ディフェンスが崩壊すれば、オフェンスのリズムも生まれない。4回以降は初対戦となった先発左腕ソトとリリーフ陣の前に、たった1安打に封じられた。9イニング中、打線がつながったのは2回の1イニングだけ。3者凡退は5度に上った。阿部、小笠原らワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界の頂点を極めた男たちも、この日は、女子サッカー日本代表のように走り続け、つないで得点するような場面は一度もなかった。
なでしこのW杯制覇に試合前の原監督は「粘り、執念を見せてくれました。異次元というか、全ての力が世界一にしたのだと思う」と興奮冷めやらぬ様子だった。MF沢やDF岩清水とは面識があり「女子サッカーの歴史に永遠に名が残る人。まさに誉れ(ほまれ)です」と沢の名前(穂希)にかけて祝福。高ぶる気持ちで試合に臨んでいた。
しぶとさを見せられず、折り返しとなる72試合目を淡泊な敗戦で終えた。「まあ明日、切り替えていきますよ」と指揮官は明るく振る舞った。まだ前半終了の“ホイッスル”が鳴っただけ。諦めず、必死に走り続ける姿と最高のフィナーレをファンは待っている。(スポーツ報知)
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こんにちは。
「なでしこJAPAN」の金メダルにあやかりたいどころか、なんとも体たらくな負けっぷりの昨日のジャイアンツ・・グライシンガーが勝てない理由は技術的な問題というよりは、メンタルな面に問題があるように思う。
「ストライクゾーンが狭く感じて集中しずらかった」との本人談だが、それを逆手に取る作戦だってあったはずで、試合中に修正が利かなかった言い訳でしかない。
野球はピッチャーが投げなければ始まらない。そのピッチャーが自滅では、攻撃のリズムも生まれるはずがない。同じ「スミ1」負けでも内容が違いすぎる。
前半72試合消化して借金8・・後半戦巻き返せるか、「最後まで執念を見せたなでしこJAPAN」にあやかりたいのなら、それを見せてもらいたい。なでしこの執念が欲しければ、それを追求せよ。「求めよ、さらば与えられん」のだから。
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