◆交流戦 巨人1―4オリックス(23日・東京ドーム) チームメートを信じ、祈るような気持ちでベンチに下がった。1―1の7回1死二塁。沢村は打席に向かおうとしたところで、代打が告げられた。「1勝をするというのは難しいということを感じています」。7回6安打1失点は先発として合格だが、また白星は手に入らなかった。
4月21日の阪神戦(甲子園)でプロ初勝利を挙げてから、1か月以上が過ぎた。勝利への渇望は日増しに大きくなる。「勝ちたいんです。いいピッチングをするとかじゃないんです」。登板後には決まって、同じ言葉を口にした。7回の無得点を見届けると、脱力感に襲われた。
力任せに投げて制球を乱した反省を踏まえ、投球スタイルに変化をつけた。「ゆったりとしたフォームでリラックスして投げること、打たせて取る投球をテーマにした」。直球の最速は149キロ。140キロ台中盤の直球にキレを与え、勝負した。今季の新人では初の2ケタとなる11奪三振。今季の奪三振は42となり、阪神・能見と並んでセ・リーグトップに立った。
好投したが、追いつかれたのも事実。4回、無死一、二塁から2死まで耐えたが、大引に同点打を浴びた。原監督も「あの辺がね。責められないけど、いいピッチングはしているけど、越えなければいけないところ」と、ドラフト1位右腕にあえて高いハードルを課した。
登板時の味方は7試合で10得点。援護は少ないが、「僅差のゲームは我慢比べなので、リードを守れなかったのは反省です。0に抑えられなかったことが悔しい。プロ野球選手である以上、結果がすべて」。その壁を越えなければ、2勝目は手にできない。(スポーツ報知)
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こんにちは。
・・・澤村よ、今、苦しいか?
苦しいと思うのは当然だ。だがな、今はもっと苦しめ!
「いいピッチング」をしても「勝てない」のは、「勝つためのピッチング」をするために何か足りないからだ、そう思って欲しい。
打線が援護してくれない・・では、なぜ打線が援護してくれないのか、よく考える事だ。
前回、力任せに抑えようとして制球を乱した反省は生かされていた。そう思えば一歩前進だ。
しかし、勝つためには、まだまだ何か足りなかった・・なぜなんだろう。答が見つかれば、簡単だ。それに向かって突き進めばいいのだから。
何が苦しいって、「何が足りないのか答が見えない」時や、「何をやっても報われない」って感じる時だろう。自分はこんなに努力しているのに・・って正直思うだろう。
でも、そう思っているうちは、まだまだ努力が足りないって事。「プロで1つ勝つ」事の難しさを痛感しつつ、今はもっと苦しむがいい。
「努力は報われるとは限らない」・・「努力すれば報われる」は一種の信仰にすぎない。しかし、この世界で成功した者は必ず努力をしているのだ。だから、努力するしかない。
「1勝目の次は2勝目」・・1ヶ月経ち、まだ辿り着けないでいる。「1勝の難しさ」は内海も、東野も、金刃だって通ってきた道。そして、必ず乗り越えなければならない壁だ。
澤村なら、きっと乗り越えてくれる。我々は決してその希望を捨てる事はしない。それは、乗り越えた時に咲かせる花が、とてつもない大輪になる事を知っているからだ。
だから澤村よ、今はもっと苦しめ!
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