加古川市お散歩③「平荘湖」 | 播磨屋伝兵衛ブログ

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播磨エリアを中心に、神社仏閣・史跡巡り。時々、音楽中心に。

伝兵衛のぶらり街歩きシリーズ

「平荘湖」~加古川市~

 

先日の加古川散歩①で訪れた升田山南山裾の用水路沿いの桜が気になったので、加古川お散歩第三弾に出発!

ここ1週間で3回目になる水道管を渡ると・・。

まさに、ちょうど満開でした!

遠出、往来自粛の2020年春。

この時期、運動がてらのご近所お散歩でこんな花見ができるなんて、本当にありがたいことです。

で、こうなると折角歩いてきたんだから、もうちょっと歩いてみようという欲が出るのが悪い癖。

「平荘湖」まで1.2Kmの案内標識が出ていましたので、向かってみることにしました。

加古川沿いの国道から升田山東裾を西へ入ります。

先日登った登山道の北入り口がありました。

こちらからは、自然にできた石段を登って八十の岩橋経由で、頂上まで行くことができるようですが、入り口からすでに鎖が。これは、相当の準備が必要かも?

竜山石採石場の名残が残っています。

途中の桜もキレイです。

予想よりもきつい登り坂を登りきると、でっかい湖が目の前にドーン!

「平荘湖」。

昭和41年に東播磨工業地帯への工業用水の安定供給を目的として建設された平荘ダムによってできた人造湖です。

湖水面積は1㎢。貯水量900万トン。

外周道路は約5Kmで、この日も多くの人がジョギングやウォーキングを楽しんでおられました。あ、釣りは禁止ですよ。

周囲は最高の自然環境。

この時期は、「桜」と「ミモザ」。

夏は、「あじさい」。秋は、「紅葉」。冬は、「渡り鳥」と四季折々の景色が楽しめます。

湖畔には、平荘ダムの建設に伴い、湖底に沈むため現在地に移転された「弁財天神社」があります。

その昔、村人と親しくなった弁天様が片袖だけを残していったという伝説が残っています。

境内には、現在は平荘湖の湖底に沈んでいる5世紀後半~7世紀築造の「稚児が窟古墳」の家形石棺が安置されています。

この古墳は一辺が42mの大型古墳で、全長13.8mの石室を持っていました。

石棺の身は、志方町の投松(ねじまつ)公会堂の庭に置かれています。この石棺は加古川市内最大の石棺だそうです。

この地域には100基ほどの古墳があり、その多くが湖底に沈んでしまったそうです。

今日も加古川再発見のお散歩旅となりました。

諸々厳しい毎日ですが、責任ある行動を自覚したうえで、自粛中なりの楽しみを見つけることも大切だなと思う今日この頃です。

 

アクセス:JR加古川駅、日岡駅から徒歩圏内