春の訪れを再び遠く感じさせる肌寒い日だった。 曇りがちな、その日は特に風が冷たかった。 ややすると、大粒の雪が風と共に舞い始めた。 二人の兄弟は公園のベンチに腰かけて、空を見上げながら、呟いた。 

 

兄「あ、雪。 でももう春だから、すぐに溶けちゃうよね。」

弟「雪だるま作りたいけど、溶けちゃうね。」

兄「どうせなら、雪だるまのままで降ってくればいいのにね。」 

 

すると、どこからともなく声が聞こえてきた。

 

ビリー「その願いかなえよう。」

 

少年たちは驚いて飛び上がった。 

 

兄&弟「誰!?」

  

その声はこう答えた。 

 

ビリー「私はランプの精。 君たちが座っているランプの中にいる。」 

 

あわてて立ち上がり、兄弟は今まで座っていたものを改めて見た。 公園のベンチだと思っていたそれは、巨大なランプだった。 そういえば、おとぎ話で願いをかなえるランプの精の話を読んだことがある、と兄は思い出した。 しかし、まさか、そんなおとぎ話のようなことが本当にあると思ってもみなかった兄は、

 

兄「できるものならやってみな!」

 

と、言った。

すると、ランプの精は

 

ビリー「よろしい」

 

というと、少しして、何百、何千という巨大な雪だるまが空から降り注いだ。 その大量の巨大雪だるまたちに車はつぶされ、家屋は破壊された。 各国の軍事機関は混乱し、互いにミサイルを撃ち始めた。 そして世界は滅んだ。 

 

(完)

 

☆~★~☆~★~☆~★~

Inspired by:

 

 

Photo by shun. 末広町商店街にて 

 

先週の土曜日3月23日、市内は三陸リアス線の開通式で賑わっていた。 そんな中、大粒の雪が降りだした。 車を停めてサイドミラーを見ると、そこには降りしきる雪の中に沈んでいく夕陽が輝いていた。 そんな様子をぼんやりと眺めながら「あれは夕陽ではない…ミサイルが落ちたに違いない」と、とんでもないことを考え始め、そして何故ミサイルが落ちてしまったのか、ということに思考をめぐらせ、上のような話になりましたとさ。 三陸リアス線、開通おめでとうございます。   

 

傘にふたりは

街の五線譜 

 

傘にふたりは

雨色に紛れて

 

傘に

あたる雨、肩にあたる雨

ふたり、ふらり、ふわり

 

(shun. 2019.03.20)

  

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Inspired by:

 

(画像: Pixabayより)

  

先日は父親の誕生日だった。 父親へのプレゼントには、いつも頭を悩ませられる。 病気やら手術やらやってる父親なので酒や菓子でもないだろうし、と思って服や帽子やらをプレゼントしてきたが、今一つそれがいいのか良くわからない。 そこで、今回は本にしてみた。 「日本国紀」という、百田尚樹氏の本だ。 というのは、先日の虎ノ門ニュースで、氏が

  
百田「まだ65万部しか売れないんですよー」「この番組の視聴者のみなさん、買ってますか?」

【DHC】2019/3/19(火) 百田尚樹×上島嘉郎×居島一平【虎ノ門ニュース】

https://www.youtube.com/watch?v=C-aKLOTwSUg

(00:17:00~)

  
と、言っていたので父親に買うことにした。 私も読んでみたいと思っているが、図書館で貸し出しするようになってからでも遅くはないだろう、と気長に待っている。
 
そこで地元の本屋さんに行ってみたのだが、市内の本屋の店員さんは何故に「クレジットカード、使えますか?」と尋ねると、決まって「だめですー!使えないですー!」と、タ○ちゃんになってしまうのだろうか。

 

(画像: タ○ちゃん) 

 

老若男女、どの店員さんでも、市内のどの本屋では、その質問をされた店員さんは必ずタ○ちゃんになる。 通販のア○ゾンで買えば、クレジットカードは使えるし、ア○ゾンポイントがつくし、プレゼント用なら包装してもらえるし、早ければ翌日に家に届けてくれる。 しかし、出来るなら地元の本屋さんを応援したい。 そこで私は敢えて意を曲げ、現金を握りしめ、歯を食いしばり、あふれ出そうになる涙をこらえながら本屋にいった。 (そこまでではなかったかもしれないが。) 出来ればプレゼント用に包装してもらいたかったので、頼んでみることにした。 もしも「だめですー!出来ないですー!」と言われるようなら、そのときは私も「じゃぁ、いいよ! ア○ゾンで買うもんね! べろべろべー!」と言う用意はあった。 しかし店員さんは快く「いいですよー」とやってくれた。 
 
父親に渡したところ、その夜は夜更かしして読んでいたようだ。
はっぴーばーすでー父。 

 

3月も終盤に差し掛かっている。 今日は、日差しも暖かい日だった。 私が人待ちをしている前を、学校帰りの小学生たちが通り過ぎていく。 しかし、今日は、やたらとあいさつをされたり、話しかけられたりした。 終業式で、子供たちも開放的になっているのか、暖かな日に気も緩んだ私が話しかけやすそうな雰囲気だったのか。 一番印象的だったのが、ニコニコしたまま私をじーっと見ていた黄色い帽子の一年生の男の子。 おそらく一分以上はそのニコニコで私を見ていたので、つい私もつられて笑い顔になった。 「どうしたの?」と彼に聞くと、「人生は生きているだけで素晴らしいんだな」と哲学めいたことを言った。 私は戸惑った。 頭の中では「えっ? えっ? いや、人生って言っても、どう見ても小学校一年生じゃん? 6歳じゃん? 6歳で人生って。 もしかして、私が諭されているのか? 試されているのか? いや、反論はしない。 人生は生きているだけで素晴らしい、まったくその通りではないか。 で、私はどう答えればいいんだ? …落ち着け、私。 何か質問されているわけではない。 とりあえずは、同意だ。 そうだね、って同意するんだ。 なんだ、そういうことか。 黄色い帽子の一年生に突拍子もないことを言われたから、オジサン動揺しちゃったよ」と、同意の「そうだね」の「そ」を言い出そうとした時、すでに彼は離れたところにいた。 「人生は生きているだけで素晴らしい」 たった6回の春夏秋冬で、彼は人生の素晴らしさをかみしめている。 7年目も、8年目も、それからもずっと、その笑顔が続きますように、となんとなく、まだ小さな彼の背中に願った。 

 

(画像: 黄色い通学帽のイラスト(ハット) via かわいいフリー素材集いらすとや)

先日、花巻に行った際に、道の駅・遠野の風の丘にて 「スパイラルマグナス風車」 がライトアップされているのを見てきました、という記事を書いたが、そのほかにも、道の駅みやもりでは、メガネ橋なるものも見てきた。 その説明書きには、

 

(画像: 道の駅みやもり メガネ橋案内板)

   

「岩手軽便鉄道(現JR釜石線)は、大正4年11月に花巻・仙人十げ刊を狭軌鉄道として開通し、その後、鉄道省の所有となる。昭和18年に回収された達曽部川橋梁「岩根橋」・宮森川橋梁「めがね橋」は、宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」の原風景を連想させ、遠野市のシンボル的な景観として親しまれている。」

 

通常のメガネ橋というのは、アーチが二つ並んでいて、それが川面に反射することにより丸が二つ並んで見える様子がメガネのようだというものである。

 

 (画像: 長崎の眼鏡橋 Wikipediaより)

  

ハリー・○ッターさんの眼鏡のような丸いレンズのものと考えていただければ、そう見えなくもないかな?と。

 

 

(画像: ハリー・○ッターさん)

 

しかし、私が道の駅みやもりで出会ったメガネ橋はこれである。

  

(画像: 道の駅みやもりのメガネ橋)  

 

あきらかにアーチ、多過ぎ。 レンズ何個あるんじゃ。 ハリー・○ッターさんが、こんなになってしまう。

 

(画像: ハリー・○ッターさん卍解後)  

 

物語どうこうの前に、子供がパニくって泣くこと間違いなし。

 

近くて遠い
そんな距離で
君の言葉だけみえない
 
もしも風が君の言葉を運ぶなら
一日中窓辺で、待ち続けるのだろうけど
 
近くて遠い
そんな距離で

 

(shun 2019.03.16)

 

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はずれ… 無念… 
  
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先月始めたこのブログですが、皆様のおかげさまで順位が上昇中です。 いつも、ありがとうございます。 これからも偉大なる詩人たちに近づくべく、詩を魂から搾りに搾り出し、推敲に推敲を重ね、発狂し、吐血し、自ら吐いた血で滑って床に後頭部を打ち、のたうち回り続けたく思いますので、どうぞよろしくお願いします。  

 

 

 

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