vol.760
ローソンのPBパッケージが話題
いい意味でも悪い意味でも…
ローソン新パッケージに賛否。ステイホームで起きた王者セブンとのコンビニPB戦争
いい意味では
「カワイイ~」という感想をもらっているようだ。
悪い意味では、
「パッケージが分かりにくく迷う」
という感想のようだ。
ちなみに私は後者。
こんなに分かりにくいパッケージだと、
パッと見て「欲しい」と思わない
何が入っているの
カロリーはどのくらい
糖質はどの程度
これらの情報が欲しいところだ。
でもこのパッケージじゃ分からない。
(もちろん、まずは「美味しそう」から)
このパッケージだと…
機能性が低い感じがする。
でも、女性の「カワイイ」という評価もあるので、
感情に訴えかけているのだろう。
機能ではなくて感情を刺激。
果たしてどちらが正解なのだろうか
モノやサービスから得られる価値
これには2つの種類がある。
一つ目が機能的価値だ。
これは文字通り、モノやサービスから
何ができるかという性能の価値だ。
できること、できないことから
感じられる価値のことだ。
もう一つは情緒的価値だ。
これは性能ではなく、
モノやサービスを「どう感じるか」の価値だ。
性能的には同じでも、
「カッコイイ」「カワイイ」
と思えたら価値が高まる。
ローソンのパッケージは
この情緒的価値に
訴えかける戦略なのだろう。
価値を伝える場合、
どちらを重視するかといったら、
私は情緒的価値を伝えることを優先する。
(感情を動かす)
性能が同じなら、
情緒的価値を伝えられた方が
お客様は大きな価値を感じてもらえるからだ。
ただ、ローソンはさすがに行きすぎでは
と思ってしまう。
情緒的価値は大事だが、
まずお客様は何かをしたいから、
何かを得たいから商品を買う。
それが食品なら、
購入して食べることが大前提だ。
パッケージを眺めるために
食品を購入したりはしないだろう。
「カワイイ」「カッコイイ」
と思ったとしても、次に
「美味しそう」「これ食べたい」
こう思ってもらえなければ
買ってもらえないだろう。
だから私はローソンのPBパッケージ、
クビをひねってしまうんだよね…
情緒的価値は大事だけど、
機能を伝えなさすぎるのもまた問題。
パッケージは商品の顔。
しっかり伝え方を考えていこう
最後まで読んでくれてありがとう
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