こんばんは!
経営者の想いをカタチ(戦略)に、実行までサポートする、谷川会計総合事務所、所長の谷川俊太郎です。
粗利益額、ちゃんと見てますか?粗利益というと、定義が違ったりもしますが、ここでいう粗利益とは、材料費や外注費など「主に外部に払う費用」を除いたものと考えて下さい。例えば飲食店なんかですと、人件費などは入らず、食材などの材料費を引いて残る分です。いわば「付加価値」ですね。
外部で手を加えられたものを購入し、自社で取り扱う(加工する、流通させる、など)ことで自社が得られる「価値」ですね。
300円の材料を料理して1000円で食べてもらえたら700円が料理し、提供し、満足いく時間を提供することで自社が得られる価値になります。
この粗利益をどうみるかは会社によって違うと思いますが、会社を経営していく上ではとても大事です。その粗利益から人件費などを払っていくわけですからね。
経営の業績の話となると年商、つまり売上高がよく話題になりますが、大事なことは粗利益です。
同じ1万円の売上高の粗利益が100円の会社と、1000円の会社では、粗利益を100万円出すために必要な売上高は、前者が1億円なのに対して、後者が1千万円ですみます。実は売上高だけでは経営が安定してるかどうか分からないんですね。
どちらが良いというわけではないですが、前者は利益を上げるためには大きな売上高が必要になります。規模を追わなくてはいけません。簡単ではないですよね。
粗利益は自社の価値をお客様がどの程度認めてもらえているかという指標でもあります。大切にしましょうね。