和歌山城。3 | 我楽苦多通信

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なんやかんやつらつらと。

 ランチを食べてお土産も買って、さて帰りの時間までまだ少し時間がある。というので、和歌山城のすぐ隣にある和歌山県立博物館へ。本当は美術館にも行きたかったんだけど、改装中で当分入れないんだよね。でも美術間の前に、2022年に解体された中銀カプセルタワービルのキューブ型部屋の一室が展示されていた。窓から覗くことしかできなかったんだけど、昭和の時代に考えられた近未来感があって近未来な感じなのに懐かしさも感じるという変な気分で眺めていた。

 その前を通り過ぎて博物館へ。和歌山城に行った後だとわかやま歴史館はただのようで、常設展の「きのくにの歩み」の分しかお金を払わなかった。230円。

 安い。

 いろいろ歴史的な資料とか見て回って、わりとじっくり見て回ったんだけど、行った日からすでに何日もたっていて詳しく説明出来ないのが残念。メモもほとんど残っていなくて、これからは面倒くさがらずにマメにメモをとろうと思う。

 というわけで、撮ってきた写真でお茶を濁す。

 熊野古道を歩く人たち。

 

 かご。これは庶民が使っていたかごのよう。お偉いさんのはもっと豪華な感じだもんね。体験で担ぐことができるようになっていたので、ちょっと担いでみる。すごく軽くて、これなら人を乗せて走れるなと。揺れるんで乗る人も快適とはいかなそう。

 二階に鳥居のようなものも。隣が小学校らしくて、本当なら入っちゃいけなさそうなところからそっと覗いてみた入りして。特に面白そうなものはなかった。

 

 鳥居とは別の方に一般人でも借りられるようなスペース(学習室)があって、その横に文化財の本がずらりとおいてあって、これは自由に閲覧出来るようになっていた。

 学習室ではちょうど何かの会議をしていた。トイレがその前を通らないといけない構造になっていて、通っていいのだろうかとビクビクしつつ通ってトイレに行ったんだけど、行きも帰りも何も言われなくてほっとする。会議している人たちも、とくに気にすることもなく、会議していた。よくあることなのかもしれない。

 で、横の本棚の文化財資料がすごく面白くて、じっくり観てみたかったのにそんなに時間はなく、最近の美術のと頃だけパラパラと観た。奈良さんとか村上さんとか、あと森村さんとか載っていたかな。

 230円、安すぎる。

 

 美術館はいつから再開するんだろうか。多分美術館の中にレストランもあったと思うんだけど。再開したらまた来よう。

 今調べたら4月26日までが休館だから、それ以降にもう一度行ってみよう。

 博物館を後にして、来たときに降りたバス停とはまた別のバス停から乗って帰路についた。

 そうそう、バスで遭遇した人の話を少し。夫婦、じゃないかもしれないけれどとにかく二人連れのご老人がいて、おじいさんはさっさと乗ってしまっておばあさんは入り口で階段が上がれず、ちょっと後ろから手伝ってあげたんだけど。いや、手伝ったというか、うまく手伝えないうちに自力で上がった、が正解なんだけど、とにかく乗って先に乗ったおじいさんの隣に座るのかと思い気や、別の席に。あれ、連れじゃないのかなと思ったんだけど、降りるときには二人で連れ立って降りていった。仲がいいのか悪いのかよくわからない二人だった。

 もう一人、途中で乗ってきたおばあさんで、そのときには随分人も多くなってきていて席がないようなので、若ぶって席を譲ってあげた。和歌山駅に近づくにつれて人も減ってきて、すぐ横の席が空いたんだけど、あと一駅ぐらいだったから立ったまま外を眺めていたら、譲ってあげたおばあさんが、立ち上がってありがとう、っていうから降りるのかなと思ったら、空いて席に移動。

 気を遣ったんだろうなとは思ったけど、なにも移動しなくてもいいのに、と思った一件だった。

 

 余談だけど、天野展でアンケートのお願いをされたとき、確かタンブラープレゼントと言っていた気がするんだけど、出口では誰もそんなことを言ってくれないし、ライン登録してなんたらかんたらしたらプレゼントが、なんて説明を受けて登録したんだけどよくわからないしタンブラーも貰えない。何だったんだと思いつつ忘れていたんだけど、今これを書くのに資料の中にあったチラシを見ると、確かにタンブラープレゼントと書いてある。そしてそれには別の場所で引き換えてもらわなければいけないらしい。別の場所ってわかやま歴史館なのよ。行ったじゃないか。気づかなかったこっちも悪いとは思うが、ライン登録うんたらかんたらのついでに、教えてくれてもよかったのに。と、今になって悶々している。

 ま、普段タンブラーなんて使わないからいいんだけどね、と強がっておく。