日曜の夜に、台湾のロック・シンガーでソングライターのZENこと劉偉仁(リュウワイゼン)氏のラスト・ライブに行ってきました。

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ZENさんが末期癌に冒され余命数ヶ月と診断された事は、9日の日記に書いているので、詳細はそちらにてご参照を。
http://ameblo.jp/shunkikuta/entry-10917846716.html

4千人収容できる南港101は、開演時間にはほぼ満場の入り。下の写真のろうそくの形をしたライトが観客全員に配られた。

菊田俊介オフィシャルブログ「菊田俊介ブルース日記」Powered by Ameba-ゼン最後のライブ1


台湾の人気シンガー達がどんどんステージに現れてZENさんの曲を思いを込めて歌い上げて行く。自ら歌いながらも、多くのシンガー達にも曲を提供して数多くのヒットを生んだ、日本で言えば奥田民生さんのような存在と言えばわかり易いかもしれない。

途中で元気だった頃のZENさんのステージや、闘病生活の様子の映像が流れる。結局本人はステージに上がる事はかなわず、楽屋でベッドに横たわった姿が数秒間スクリーンに映し出され、涙を誘われた。


演出がしっかりとされた3時間以上のヴォリュームのあるライブはあっという間に駆け抜けて行った。
終演後聞いたところでは、最後のライブが終わって、ZENさんはとても平穏な様子でいるという。

12日に行われたトリビュートライブで小生がプレーした“Amazing Grace"にZENさんはとても感動してくれたそうで、マネージャーを通してCDをプレゼントしてくれた。会う事はできなかったけれど、同じミュージシャンとして、音でお互いを感じ合う事ができたのだと思う。
大切に持っていようと思う。

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(台湾のCDは、DVDのケースと同じ大きさ作られている)


残された日々が、愛する人たちに囲まれて、安らかであるよう祈る気持ちで会場を後にした。






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たかさん:デミトリアの新作聞きましたか。喜んでもらえて何よりです。いまさらながら、やはりあれはシカゴの音ですよね。