⑦:母という生き物1 | 小豆井戸〜豆子の日常〜

小豆井戸〜豆子の日常〜

へっぽこアラフィフ女の日々の生活と波瀾万丈だった過去の記憶

母は人が楽しいのが気に入らない人だった。



友達ができた時は、

友達の悪口を言ったり、

待ち合わせ場所や時間を伝えなかったり

仲を裂こうとする。

かと思えば、私と友達を比較して、

友達の方を褒め称えて私を貶す。

だんだんと、

友達を母に合わせるのが嫌になっていった。



かといって、

私が外で友達と遊んで帰ると、

母はいつも不機嫌だった。

そんな母の顔色を伺って、

母を楽しませる話をすると、

徐々に機嫌がなおる。

楽しいことをした後は、

母の機嫌を取らなければいけない。

そういう日々を生きていた。



母の喜ぶ言葉を返す。

母の機嫌を損なう言葉は言わない。

私は嘘をつくのがうまくなっていった。



今はまだ何もできない小学生だから。

大きくなったら、

私を認めてくれるかもしれない。

そんな風に思っていた。



中学生になって待っていたのは

母からの嫉妬だった。