②:サスケ | 小豆井戸〜豆子の日常〜

小豆井戸〜豆子の日常〜

へっぽこアラフィフ女の日々の生活と波瀾万丈だった過去の記憶

亀に狂った保育園に通った後、

延長保育時間の長い園に転園することになった。

転園した先はパラダイスだった。

パラダイスだったが故に、

記憶が薄い。

とにかく楽しくて、

喜んで通った。



その頃、

母が情操教育にいいとか言って、

犬を飼い始めた。



サスケと名付けたその犬は、

可愛くて、

誰かれかまわず吠えたてるアホな雄犬だった。

まだ小さいサスケを見て、

大きくなったサスケに乗って出かけることを夢見る私も

またアホだった。



私が母に耐えられなくなって

犬小屋に家出した時、

僕もまだ入ったことないのにって顔で

外から私を見つめる。

そんな犬だった。



父母はこだわりが強く、

サスケはワクチンを受けていなかった。

「ワクチンは毒だから」だそう。

その結果、

サスケはフィラリアにかかって亡くなった。

「フィラリアにかかった後も長生きをしたのは、

お風呂に一度しか入れなかったからだ」

と豪語する父に、

私は何も言えなかった。



情操教育が必要だったのは

私たち姉妹じゃなくて親の方だったと思う。