仕事柄、いろんな業種・業態の経営者・社員、男性・女性に会うので、つい、「あの人とあの人は合うかな?」といったことを考えてしまう。


人は「世話が大変ね」とか「簡単に紹介などできない」といったことを言うのですが、「なるほど、そういうことか」とずっと思ってました。


「世話」と「紹介」。


確かに、人のお世話もするし、紹介もします。


飽きもせず。


斡旋ということもあるか?


それは、ないな。


でも、「世話」とか「紹介」とか「斡旋」とは違う。


そこで、単純に「つなぐ」という言葉が浮かんだ。


考えたのは、人と人をつなぐ「つなぎすと」。


造語です。


意識して、人と人をつなぐ。


それが成功すればいいけれど、失敗もある。


だけど、一度会ってみないと分からないからね、人間は。


朝9時、ホテルのロビーで通訳のロザリーワンさんと待ち合わせ。


インペリアル・クイーンズ・パークのロビーは結構広い。


初めてお会いする方なので、誰が誰だか分からない。


幸い、事前にお世話をしてくれた大阪の事務所の方からロザリーワンさんの携帯を聞いていたので、9時少し前に、私の方から電話をしました。


すると、目の前で黒い服を着ている方がそうでした。


20代半ば?の女性。


ホッとしました。彼女に通訳をしてもらわなければ、仕事にならないので。


ホテル前からタクシーを拾って、目的地の商務省輸出振興局へ。ここで、デザイナー3人とアパレル協会の代表者に会う約束。車の中で彼女にいろいろ話を聞いていると、仕事は日本の小説をタイ語に翻訳しているとか。その仕事が中心で、時々、通訳もやりますと。


午前中、その仕事が終わって、昼から局長に会うため商務省本部へ移動。


現地に着くと、昨年7月、副局長に話を聞いたところと同じでしたわ。


一応、4時頃仕事は終了。


ですが、町中は大変な混雑。


仕方ないので、高速を降りてから、スクンビット通りのモノレールに乗って帰りました。彼女とは今年4月のフェアにまた会いましょうと約束して別れる。


ロザリーワンさんは、教養のあるとても素晴らしい方でした。














瓜生新兵衛は、根っからの臆病者。


だけど、剣の達人。


しかも、秘剣「松風」をモノにしたというちょっと変わった武士ではある。


よく分からないけど、そういう設定の物語。


藤沢周平は、弱い者、変なクセを持つ者、貧乏者、あ然とするほどの変人、性格の悪い者が剣術で活躍する小説をいくつか書いている。秘剣シリーズのこれも、臆病者がある日突然、剣の冴えを見せる。


秘剣「松風」は、守りの剣。


相手が攻めてくればくるほど、腰が座り、そのうち、しだいに相手の剣気に勢いづいて、力を増すんですね。


うーん、とうなってしまう。


そんな剣があるわけないやろ、とは思わない。


その剣のさばきが見事で、胸がスカッとする。


臆病な人だけに、剣の冴えが実に鮮明です。


スカイトレインいわゆるモノレールでスクンビット通リの「プロンポン」駅から1駅の「アソーク」で下車し、そこから地下鉄に乗り、1駅向こうの「クイーン・シリキット・コンベンション・センター」まで行く。


モノレールは乗りなれているけれど、地下鉄は実は初めて。


乗り方がよく分からない。


チケット自動販売機はタイ語だけなので、何が何だかさっぱり。で、仕方ないので、最寄のチケット売り場らしきところに行って、行き先を伝える。すると、16バーツと教えてくれ、その代わり、黒いコインを渡される。どうも、それを持って行けということらしい。


誰かのマネをすればいいやと思い、改札に行くと、何のことはない、その黒いコインを自動改札の部分にかざすだけで良かった。


それだけのことが、分からなかった…。


駅に降りると、そのセンターに入り、チェンマイから出展している江上氏に会う。昨年7月、家族で行ったときに会ってからなので、6カ月ぶり。


江上氏はチェンマイでゴールデンシルクをつくり、その糸を使ってブラシとか、繭玉を使った美容化粧品のようなものをつくっている方。3年ほど前からやっているそうですが、チェンマイでは結構売れているとか。


タイ国内でもうひと頑張りして成功させたいということです。


ご健闘、祈ります!


モノレールいわゆるスカイトレインが通っている「スクンヴィット道り」は、いつ来ても車で渋滞していて、夕方になるともう大変。まず、しばらくは動かない。昔もそうだったけど、今もそう。モノレールができてなかったら、どうなっていたのか? しかも今は近くに地下鉄もできているので…。


この通りは日本人が住むマンションが多い。


今回お世話になったホテルは、「インペリアル・クイーンズ・パーク・ホテル」。


28日の早朝5時過ぎ、バンコク「スワナプーン空港」に到着後、ホテルに着くと6時半頃。ロビーにはゴルフバッグを提げた日本人らしきおっちゃんがいました。


私は部屋でそのまま寝ましたが、次の日の朝食事に行くと、どのテーブルにも日本人のおっちゃんが。


最近は女性も多いけれど、今回は定年過ぎたようなおちゃんが目立ったなぁ。


タイはゴルフ天国とか言うけれど、そんなにいいの? ゴルフはしないから、よく分かりません。


そういえば、迎えにきてくれたタイ人のキムさんによると、バンコクに来る日本人は「ゴルフとタイ料理とマッサージとタニヤ」だそうです。


タイ料理は、うまい。マッサージも安くていい。


タニヤというのは、日本人相手の夜の歓楽街。


バンコクをよく知っている日本人がいれば、勉強のために連れて行ってもらうこともいいかも知れないけど、ボッタクリもあるようなので、知らない方は行かない方がいいですよ。中にはいい店もあるかもしれないけど、お勧めはできません。誤解を恐れずに言えば、「いかにお金を巻き上げるか」に終始しているのが、そういう類の店ですから。


お勧めは、2時間1000円前後のマッサージ。


店によって、うまい下手は、確実にありますが、料金的に騙されることはありません。


安心できるいい店もあります。





テキスタイルデザイナーの高島さんとこの店で新年会。


うちの会社がこの店のすぐ近くに引っ越したので…。


高島さんとは、22、3年の付き合いになるでしょうか。


タカダ・ケンゾー、ヤマモト・ヨージの素材&意匠開発もされていたので、糸とか織物、染色に関してはかなり詳しい方です。


よく話をうかがいましたわ。


それは今もそうですが。


高島さんとは仕事だけではなく、趣味の話も結構します。


蕎麦が好きな方ので、この店にしましたが、その昔、京都から5人ぐらいで福井のおろしを食べに行ったこともあるし、タイでもたまたまご一緒したことがあります。


「先日、久留米に行って来ました」と言われるので、「実は私も鹿児島に行って来ましたんです」


偶然はあるもんです。


10年ほど前、出張で東京に行くとき、新幹線が同じだったことも。


「ヤマモトヨージさんの素材デザインの打ち合わせです」と言われたのを今でも覚えています。


高島さんのその素材は、ヤマモト・ヨージのパリコレで発表されました…。





チェンマイで、ゴールデンシルクとシルク製品などをつくって頑張っておられる日本人の江上氏。


もうかれこれ10年近いお付き合いですが、来週28日バンコクで会うつもりです。


私が、28日からファッションフェアの事前取材でバンコクに行くのですが?とメールしたところ、江上氏もちょうど28日からバンコクで開かれる展示会にシルク製品を出展するということで、タイミングが合いました。


ソムチャーイ氏、パタイ氏、オラタイさんにも連絡しましたが、それぞれから返事があって、会う予定です。


皆さんとは15年ぐらいの長い付き合いになりますわ。


宿泊はインペリアルクイーンズパークホテル。


昨年7月家族で泊まったところですが、なかなか設備もしっかりしていて、日本人に人気のホテルです。


しかも、まわりにはおいしいレストランが多いので、気に入ってます。



東京・銀座にあるおしゃれ系レストラン。


15日昼、ここで、今度新しく「美脚パンツ」をつくられたT女史と会食でした。


本当は、フランス人のマニグリエさんも呼んでたんですが、急きょ仕事が入って来れませんでした。


残念。


Tさんには、昨年12月初め、かつて音楽仲間だった伊藤淳子さんのご紹介で会い、その次の週(12日?)は伊藤さんも交えて、六本木で3人で会食しました。


「シックスセンス」というレストランは、昼のランチもディナーも値段が同じです。


1500円


!!


??


いろんな人に言いましたが、「銀座でディナー1500円は、はまります」ということです。


で、今回は、関西の友人たちにTさんの商品を見てもらおうと思い、何人かの方を紹介しました。


Tさんはなかなか礼儀正しい方なので、頑張ってほしいと思っています。



昨日は5人で新年会。


創作フレンチの店ですが、ここはうまい。


しかも、リーズナブル。


よく知っている店なので、居心地もいい。


四条烏丸付近で、こういう店はマレですね。


出席者は、化粧品原料卸の会社を経営されている岡田女史、大阪丸十の北山氏、西陣の田中氏、克恵さんというメンバー。


「正月何をしていましたか?」という話を皮切りに、美味しい食事をいただきながら、雑談で終始。


で、北山氏からオーダースーツデザイナー荻野さんにつくってもらったというスーツを見せてもらったところ、裏地に骸骨がサッカーをしていたりする絵を見せてもらう。


「裏地が高いんです」


で、そこから、化粧品の話をからめて、ドクロパック、ドクロコスメの話になって、「ドクロコスメで骸骨のように痩せよう」という話も飛び出す。


結論は、


「今は、人が思いつかないことをやらんとねーー」


皆さん、大まじめでした。










小川洋子の小説。


見事というか、ラストのドンデン返しが素晴らしい。


海外旅行で20歳の女性と60いくつの女性が同室になって、そこから物語が始まります。


年配の女性がかつての恋人(養老院で過ごす老人で、もうすぐ死を迎えようとしている)をウィーンに訪ねるという設定ですが、養老院への行き方がどうも分からない。仕方なく、若い方の女性が付いて行ってやる。若い方の女性は本当は美術館とかいろいろ行こうと思ってウィーンに来たけれど、結局はどこも行けず。毎日、年配の女性に付いていくはめになる。


でも、これは、なかなか、よくできた物語です。


さらさらと読めて、しかも、文章がしっかりしている。間延びしていないのが、いい。


ラストは、元恋人が亡くなり、悲しい結末だと思って読むわけですが、それが大違いという話。


物語的には悲しいのですが、その中にユーモアが盛られていて、救われますね。


で、結局は、死んだのは違う老人で、元恋人はその老人の横で生きている。


でも、2人は、亡くなった人違いの老人に対し、そっと手を合わせ祈りを捧げるーー。


いい作品です。