前回に続きまして国公立大学に合格された方の合格報告です。

 

前回のブログはこちらになります。

 

 

今回は近現代の学習についてお話ししたいと思います。

 

メッセージの内容は前回と同じものです。

 

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私は日本史が伸びず、ずっと悩んでいました。

 

金谷先生の授業は面白くてわかりやすくて苦手だった明治以降がスイスイ頭に入ってきました。

 

先生のおかげで、共通テストも9割近くとれ、国公立大学にも無事合格しました。

 

旧帝大には及びませんが、国公立大学に合格できてとても嬉しかったし、大学受験を通して人間として成長できたなと感じます!

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改めて合格おめでとうございます。

 

「大学受験を通して人間として成長できた」

 

といった形でポジティブに大学受験を総括していることを嬉しく感じました。

 

限界を超えて頑張り抜いた経験というものは、これからの人生に必ず大きな役に立つ場面が遭遇するはずです。

 

その時に自分の能力そして自分の努力というものを信じて乗り切って言っていただければと思いました。

 

 

私の個人的な感想ですが、前近代よりも近現代の方が頭に入れやすいと考えます。

例えば飛鳥時代とかの場合、次の出来事との間に20年ぐらい開きがあったりします。

20年先の出来事に因果関係を見つけ出して理解して頭に入れることは難しいです。

しかし近現代の場合、それこそ来年や同じ年の出来事が連綿と続いていきます。

歴史事項が数珠繋ぎになっているといった具合です。

だから近現代はややこしいという方もいらっしゃるかもしれませんが、むしろこのことを逆手にとることが重要であると考えます。

つまり時代の流れを利用して芋づる式に頭に入れていくということです。

ちょうど小説やドラマやアニメを見るようにストーリー展開を追っかけていくと言った形です。

小説やドラマやアニメの内容を続けて見ることができるのは、ストーリー展開で今までの内容を追っかけていくことができているからです。

これと同じことを日本史の近現代にも応用させればいいわけです。

前に起こった出来事が、必ず次に起こる出来事の原因になっているといった流れがしっかりと理解できればスラスラと日本史を頭に入れることができます。
 

 

時々言うことですが、日本史が苦手な方は、原始時代から始めるのではなく、いっそのことをペリー来航から学習を始めてはとも思っております。

 

もっと細かくいうとペリー来航の前の欧米列強の来航から学ぶと良いです。

 

拙著、『金谷の日本史 なぜと流れがわかる本 近現代史』も、ペリー来航からでなく欧米列強の来航からになっているのは、そのことが理由です。

 

https://www.amazon.co.jp/dp/489085634X/

 

学び方としては一つ一つストーリーを追っかけていくという形で学んでいくと良いです。

 

学校の授業や予備校の授業などと並行させてもらうのが一番ですが、そのあたりの授業がまだ開講されていないと言った場合は、拙著、『金谷の日本史 なぜと流れがわかる本 近現代史』などでまず歴史的因果関係、つまり「なぜと流れ」を掴んでいきながら学習することが一番だと考えます。

 

でも最近はVODで近現代史を先取りすることもできますので、ただ書籍で学習するよりは、授業を活用してもらった方が効果的だと考えます。

 

『金谷の日本史 なぜと流れがわかる本 近現代史』も、元々自学自習をするための本というよりは、授業で押さえた歴史的因果関係を再確認するためのもの、前の予習として因果関係を頭の中にある程度入れておくためのものといった形で作成しました。

 

昭和の時代ではありませんので、紙に書かれたものをひ+らガリ勉するといったような時代ではありません。

 

それらの素材を有効に使って早めの学習を進めてもらえるとありがたいです。