今回の合格報告は
国公立大学の方からの合格報告です。
なぜか私の授業は私立大学受験生の受講が多く、国公立大学受験生からの合格報告をなかなかいただかないので非常に嬉しかったです。
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私は日本史が伸びず、ずっと悩んでいました。
金谷先生の授業は面白くてわかりやすくて苦手だった明治以降がスイスイ頭に入ってきました。
先生のおかげで、共通テストも9割近くとれ、国公立大学にも無事合格しました。
旧帝大には及びませんが、国公立大学に合格できてとても嬉しかったし、大学受験を通して人間として成長できたなと感じます!
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金谷俊一郎です。
合格おめでとうございます。
最近は旧帝大以外の大学でも、学部に特色のある大学が多く、充実して学べる環境が整っている傾向があります。
昭和の時代の学歴社会とは違って、どの大学を卒業したかということ以上に、大学で何を学んだかということが重要になってくる時代になってきています。
与えられた環境を存分に活かして大学生活を充実させてください。
日本史の学習に国公立対策、私立対策といったものは存在しないと考えます。
もちろん国公立大学の2次試験で日本史が必要な場合論述対策が必要となってきます。
しかし論述対策に進む前の段階の学習には国公立大学対策、私立大学対策といった垣根はありません。
あくまでも日本史を理解しているかどうかという学習になります。
さらにいうと私立大学を受ける場合でも、正誤判定問題対策や選択肢の絞り込みといった大学別の対策などが必要となってきます。
日本史の場合、私立大学志望と決めてしまうと国公立志望に変えることが難しいと考えている方が多いようです。
でもそれは日本史の本質が分かっていないと考えます。
私立志望だからといって日本史の用語をただただ丸暗記しているわけではありません。
前のブログでも紹介しましたが、大学受験で必要な日本史の用語は、丸暗記ではほぼ不可能と言えるだけの分量があります。
この分量を頭に入れるには、理解に伴う頭の入れ方をしていかなければいけないわけです。
そしてその理解とは歴史的因果関係、つまり「なぜと流れ」です。
そして論述ではその「なぜと流れ」を自分の言葉で表記させるといった形に過ぎないわけです。
ですから私立大学を受ける国公立大学を受けるということとは無関係に、まずは因果関係をつかみながら歴史を押さえていくという作業を行ってください。
そして一通り歴史を学び終えた段階で、国公立大学志望の方は論述対策を、私立大学志望の方は志望校対策をしっかりと行なっていくと良いです。
もちろん現段階で志望校がはっきりと決まっている場合は、時代順に歴史を追っかけていくことと同時に、それぞれの時代について自分の志望校にあった対策を行っていくのが理想です。
こちらの合格報告について一回で終わらせるつもりでしたが、近現代について詳しくお話ししたいと思ったので続きは次のブログで紹介します。
金谷俊一郎