作品との出会いによって | 宿河原・登戸・向ヶ丘遊園のピアノ教室  

宿河原・登戸・向ヶ丘遊園のピアノ教室  

川崎市宿河原にあるピアノ教室「ピアノハウスNagaobashi」。ピアノを奏でることによって、生徒さんの日々の暮らしがもっと豊かになることを目標に日々レッスンをしています。

ピアノを初めて1年の年長さんのA君、

音楽が心から大好きで、ピアノを弾くことを楽しむのはもちろん、楽譜を読むこと、調声(ハ長調など)にも興味をもって取り組んでおり、私も楽しくレッスンしています。

そんなA君ですが、ここのところ基本の教則本がどうも楽しくない様子…
その様子をみて、私も、確かにこの曲つまらないよなー、と。
つまらない曲って頑張って練習しても、つまらない…  
もう少し大きくなれば、つまらなく退屈なことも、この積み重ねの努力をしたら、先に新しい段階が待っているから頑張ろうと思えるけれども、
やはり小さい子供にそれをいくら説明してもそんな経験もおそらくないし、わからない。
私自身、その教則本の退屈な曲を面白くレッスンするということにも限界を感じて、
A君に、
田中かれんさんの作品の「ほしのうた」を弾いてみない?と私が弾いてみせると、
みるみる彼の目が輝いて、なんと次のレッスンには一人で完成させてきました!!
この作品によって、難しい高音の音符も頑張って読んで、自然と「聴く耳」が育ちました。
私が何度も何度も言葉で伝えるよりも、素敵に弾きたいと思う曲との出会いによって、成長するのだなと私自身が気付かされた体験でした。

確かに、私自身も、なぜクラシックピアノを弾き続けているのかというと、弾きたい勉強したいと思う素晴らしい曲があるからです。
子供も同じですよね。
いや、もしかしたら、子供の方が感性が鋭いから、退屈な曲はより退屈に、美しい曲はより美しく感じているかもしれない。
これから小さい子供向けの素敵な曲をたくさん見つけて、生徒さんにはたくさん経験してもらおうと思います