宿河原・登戸・向ヶ丘遊園のピアノ教室  

宿河原・登戸・向ヶ丘遊園のピアノ教室  

川崎市宿河原にあるピアノ教室「ピアノハウスNagaobashi」。ピアノを奏でることによって、生徒さんの日々の暮らしがもっと豊かになることを目標に日々レッスンをしています。



川崎市多摩区(宿河原・登戸・向ヶ丘遊園駅近く)にて ピアノハウスNagaobashiを主催しています音譜


現在、4歳のお子さんから、60代のご婦人まで通われています。


教室の生徒さんが、ピアノを奏でることによって、日々の暮らしがもっと豊かになることを目標に


日々レッスンをしています。




また、自宅レッスン室で、小さなコンサートも開催しています。




音楽が好き、ピアノが好きという方、ぜひ講師と一緒に楽しみながらピアノのある生活をエンジョイしましょう!






詳しくは、




ピアノハウスNagaobashiメールフォーム





までお問い合わせください。








我が家は歳の離れた兄妹。

上の子が幼児期を終えて小学校に上がる頃、今度は下の子を妊娠。

そこから今年、下の子が小学生になるまで、気づけば14年子どもが小さい時期が続いていました。

なので、コンサートも行きたいと思っても、子どもが小さくて諦めることが多くて。

首都圏に住んでいるのに、行きたいコンサートになかなか行けない、という時期が長かったんです。

今年、下の子も小学生になって、やっと少し自由に動けるようになりました。子どもと一緒にコンサートへ行けるように!

ということで、この夏休みは反動のように(笑)、欲張ってコンサートに行きました。


まずは、東京カテドラル聖マリア大聖堂でのモーツァルト《レクイエム》。

生徒さんのお母様がソリストとして歌われるということで、聴きに行きました。

丹下健三の建築は、外から見ても印象的だけど、中に入るとまた全然違う。

大きなコンクリートの空間に、声とオーケストラの音が響いていきます。

音が空間いっぱいに広がり、身体にダイレクトに響いてくるような感じ。

あの場所で聴くモツレク、モーツァルトの時代も、教会でこんなふうに音楽が響いていたのかな、と想像したり。

金曜の夜、美しい歌声と共に

素晴らしい時間を過ごさせていただきました!



次は、フェスタ サマーミューザ KAWASAKI。

昭和音楽大学のテアトロ・ジーリオ・ショウワで、東京交響楽団と牛田智大さんの演奏を聴きました。

ラヴェルのピアノ協奏曲。

この曲は、私にとってかなり思い入れのある曲です。
青春時代によく聴いていて、特に2楽章には何度も慰めてもらった曲。

牛田さんは、すっと力の抜けた姿勢から始まって、そこから出てくる音が鋭くて硬質で、キラキラしていて。

音色が次々に変わっていラヴェルらしい色彩をたっぷり楽しめました。

2楽章は、やりすぎていなくて、とても自然。
美しくて、悲しすぎるくらいでした。

息を吸うのを忘れるくらいだった。


そして、リュー・テンヤオさんのコンサート。

昨年のショパン国際ピアノ・コンクールで、16歳にして第4位に入賞したピアニストです。

最優秀コンチェルト賞も受賞しています。

この日はショパンのピアノ協奏曲1番と2番。

1番は、私が20歳の頃、当時の恩師と共演させてもらった思い出の曲。

2番は、長男が幼稚園に入って、やっとピアノが弾ける!と思った頃に、取り憑かれたように練習した曲です笑。

そんな思い出のある2曲を、17歳になったテン・ヤオさんの演奏を一夜で聴くことができました。

ファツィオリの倍音の豊かな音色、フレージング、間の取り方、すべてが奇跡のようでした。

何より、演奏しているときの天真爛漫さが印象に残りました。

そして、ピアノとオーケストラの一体感が本当にすごかった。
指揮者もとても献身的で、彼女の音楽を受け止めながら、オーケストラも細やかに反応。

17歳のピアニストの音楽に、指揮者もオーケストラもものすごく集中している。

その一体感も含めて、とても幸せな時間でした。

特に
1番の3楽章は、彼女が弾くショパンがとてもチャーミングでかわいらしくて、
ニヤニヤが止まらなかった!笑
こんなにコンサート中にニコニコしちゃうなんて初めてだったかもしれない。


非凡な才能を、実際に目の前で聴けたことが嬉しかったです。
これからどんなピアニストになっていくのか、本当に楽しみです。

それにしても、一晩で1,2番のコンチェルト。
そして、翌日には、オールショパンのソロリサイタル。
2番以外はコンクールで弾いているとはいえ、
とんでもない才能の持ち主とはいえ
ものすごい準備をしているとおもう。



ほかにも、表参道のカワイでロシアン・ピアノスクールのマスタークラスを聴講したり。


気づけば、この夏はかなりたくさん音楽を聴きました。

つい最近まで行きたいコンサートがあっても諦めることが多かったので、こうしてまた好きな音楽を聴きに行けるようになったことが、単純にうれしい。

久しぶりに、音楽をたくさん聴いた夏でした。


息子がサッカーをやっているので、私も試合を見る機会が増えました。


見ていていつも思うのが、プロの選手って、ボールを持っているときだけじゃなく、その前から勝負が始まっているんですよね。


何度も首を振って周りを見て、味方や相手の位置を確認して、「次はこうなるな」と予測している。


だからボールが来た瞬間には、もう次のプレーが決まっているように見えます。


この前それを見ながら、「あれ?これってピアノと似てるな」と思いました。


ピアノも、指だけ動かしているわけじゃない。

楽譜を見て、少し先を読んで、今鳴っている音を聴いて、その場で判断して、次の動きにつなげる。


最近勉強していて知ったのですが、楽譜を読むときの目の動きには、サッカード(跳躍性眼球運動)という名前があるそうです。


目は音符を追っているだけではなく、次の情報を取りにいく動きを繰り返しています。


だからレッスンでも、「指が動いているかな」だけではなく、
「楽譜をどう見ているかな?」
「少し先まで見られているかな?」
「目で見たことを、スムーズに手につなげられているかな?」
そんなことも見ています。


座って弾いていると静かに見えるけれど、頭の中は意外と大忙し。


ピアノって音楽を学ぶだけじゃなくて、「見る・考える・予測する・動く」を何度も繰り返す、とても身体的な習い事なんだなと感じています。


東野圭吾さんの訃報を知りました。

私にとって東野圭吾さんは、本を読むことが好きになったきっかけの作家です。

中学生の頃、週に3回くらいピアノのレッスンに通っていて、その前によく図書館へ行っていました。

背表紙を眺めながら選ぶ時間が、好きでした。
『秘密』や『白夜行』。
ほかにもたくさん読んだはず。

夢中になって読んでいたことは、今でもよく覚えています。

友だちと「これ読んだ?」「あれ、おもしろかったよね」なんて話すのも楽しかったなぁ。

今思えば、少し背伸びをしたくて読んでいたのかもしれません。

もちろん、中学生の私には理解できていないこともたくさんあったと思います。

こんなふうに言葉で表現できるんだ、とか。

こんな気持ち持っていていいんだ、とか。

読み終わるたびに、どこかホッとしたり

新しい世界が広げてくれました。

大人になってから読んだ『ナミヤ雑貨店の奇蹟』も忘れられない一冊です。
「過去に起きた出来事は変えられない。でも、その出来事の意味は変えられる。」
そんなことを教えてもらった気がしています。

今回の訃報に触れて、
学校帰りの静かな図書館、
ピアノ教室へ向かう放課後、
あの頃の空気まで、一緒に思い出しました。

思春期のあの時期に、東野圭吾さんの作品に出会えてよかった。

たくさんの物語を、本当にありがとうございました。