我が家は歳の離れた兄妹。
上の子が幼児期を終えて小学校に上がる頃、今度は下の子を妊娠。
そこから今年、下の子が小学生になるまで、気づけば14年子どもが小さい時期が続いていました。
なので、コンサートも行きたいと思っても、子どもが小さくて諦めることが多くて。
首都圏に住んでいるのに、行きたいコンサートになかなか行けない、という時期が長かったんです。
今年、下の子も小学生になって、やっと少し自由に動けるようになりました。子どもと一緒にコンサートへ行けるように!
ということで、この夏休みは反動のように(笑)、欲張ってコンサートに行きました。
まずは、東京カテドラル聖マリア大聖堂でのモーツァルト《レクイエム》。
生徒さんのお母様がソリストとして歌われるということで、聴きに行きました。
丹下健三の建築は、外から見ても印象的だけど、中に入るとまた全然違う。
大きなコンクリートの空間に、声とオーケストラの音が響いていきます。
音が空間いっぱいに広がり、身体にダイレクトに響いてくるような感じ。
あの場所で聴くモツレク、モーツァルトの時代も、教会でこんなふうに音楽が響いていたのかな、と想像したり。
金曜の夜、美しい歌声と共に
素晴らしい時間を過ごさせていただきました!
次は、フェスタ サマーミューザ KAWASAKI。
昭和音楽大学のテアトロ・ジーリオ・ショウワで、東京交響楽団と牛田智大さんの演奏を聴きました。
ラヴェルのピアノ協奏曲。
この曲は、私にとってかなり思い入れのある曲です。
青春時代によく聴いていて、特に2楽章には何度も慰めてもらった曲。
牛田さんは、すっと力の抜けた姿勢から始まって、そこから出てくる音が鋭くて硬質で、キラキラしていて。
音色が次々に変わっていラヴェルらしい色彩をたっぷり楽しめました。
2楽章は、やりすぎていなくて、とても自然。
美しくて、悲しすぎるくらいでした。
息を吸うのを忘れるくらいだった。
そして、リュー・テンヤオさんのコンサート。
昨年のショパン国際ピアノ・コンクールで、16歳にして第4位に入賞したピアニストです。
最優秀コンチェルト賞も受賞しています。
この日はショパンのピアノ協奏曲1番と2番。
1番は、私が20歳の頃、当時の恩師と共演させてもらった思い出の曲。
2番は、長男が幼稚園に入って、やっとピアノが弾ける!と思った頃に、取り憑かれたように練習した曲です笑。
そんな思い出のある2曲を、17歳になったテン・ヤオさんの演奏を一夜で聴くことができました。
ファツィオリの倍音の豊かな音色、フレージング、間の取り方、すべてが奇跡のようでした。
何より、演奏しているときの天真爛漫さが印象に残りました。
そして、ピアノとオーケストラの一体感が本当にすごかった。
指揮者もとても献身的で、彼女の音楽を受け止めながら、オーケストラも細やかに反応。
17歳のピアニストの音楽に、指揮者もオーケストラもものすごく集中している。
その一体感も含めて、とても幸せな時間でした。
特に
1番の3楽章は、彼女が弾くショパンがとてもチャーミングでかわいらしくて、
ニヤニヤが止まらなかった!笑
こんなにコンサート中にニコニコしちゃうなんて初めてだったかもしれない。
非凡な才能を、実際に目の前で聴けたことが嬉しかったです。
これからどんなピアニストになっていくのか、本当に楽しみです。
それにしても、一晩で1,2番のコンチェルト。
そして、翌日には、オールショパンのソロリサイタル。
2番以外はコンクールで弾いているとはいえ、
とんでもない才能の持ち主とはいえ
ものすごい準備をしているとおもう。