無事退院して少しずつ体調がよくなり、ふと思い立ち、家中の片付けをしました。
いわゆる断捨離です。
たくさんの物を捨てていたら、ふと未来が見えた気がしました。
これが「過去に片をつける」と言うことかと腑に落ちたんです。（こんまりさんの本に書いてありましたね）
自問自答し、どうしても捨てられない物を眺めながら、自分が好きだったもの、やりたいことに気づきました。
『胃腸の病気になる人は、
言いたいことを言えない人が多い』
たまたま見かけたネット上の言葉に、
はっとしました。
言いたいことを我慢し、親の顔色を伺いながらひたすら頑張り過ぎてきた他人任せの私の人生。
自分の人生なのにね。
それからは、言いたいことを言おう！
と決意しました。
2016年の6月頃、本屋さんでふと目にとまった本を読み、「私のことが書いてある！」と感銘を受けました。
著者の 堀江さん に教わりたくて、基礎講座を受け、風水薬膳®️を学び始めました。
仕事の有給休暇を遠慮なくどんどん取り、伊豆のやすらぎの里へ断食体験に行ったり、気になる人の講演会に行ったりしました。
私はもともと体力も無いし、
子供の頃から身体が弱い。
そんなことも自覚して、体調が悪い時は家族に頼り、家事をやらずにひたすら寝ました。
楽しそうに生きてる人の話を聞いていたら、私も遠慮なく楽しもう！とますます思えてきて、
仕事を辞めることにしました。
仕事が体力的にもきつくて、人間関係にも疲れていました。
辞めたいけど辞められないと、何年も気持ちをごまかしてきたので、私にとっては大きな決断でした。
この頃になると、口癖だった
〇〇しなくちゃ、〇〇やらなくちゃ、
〇〇じゃなくちゃダメだ
と言う、義務でがんじがらめな考え方から、
楽しければ、なんでもありだよね。
その人のやりたいようにやればいいよ。
そのままでいいよ。
無理しなくていいよ。
と言う考え方にシフトしていき、他人に優しくできるようになりました。
不思議と、いつもけんかばかりだった母親との関係も少しずつよくなっていきました。
問題を起こしてばかりだった息子も、私が変わると問題を起こさなくなりました。
私は自分に厳しかった。
ちゃんとできない人を許せなくて攻撃してばかり。
だから、自分のことが嫌いだった。
自分の身体を大切すると、
自分に優しくなる。
すると、周りの優しさに気づいて、周りの人を頼れるようになる。
一人で頑張って空回りしてたなぁ。
そう気づいたら、そんな自分が愛おしくクスッと笑えて、自分のことが少しずつ好きになっていきました。
大きな病気は神様からの『止まれ』の合図なんだと思う。
そこで一旦立ち止まり、自分を見つめなおす時間を与えられる。
神様が、
「ちょっと待て！
あなたの人生これでいいのか？」
と教えてくれるんだと思う。
2回も強制的に『止まれ』と言われ、
たくさん試行錯誤した。
頑張り過ぎると身体を壊すから休もう。
だんだんとそんな言葉が口癖になっていきました。
できないこと、苦手なことを無理にがんばるよりも、好きなことをやろうと自然と思えるようにもなりました。
まるごとそのまんまの私。
このままでいいのだ！
（バガボンのパパ風（笑））
そんな風に日々楽しく過ごしていたら、ふとやりたいことが浮かびました。
私は、子供の頃から工作やお菓子やパン作り、料理など何かを作るのが好きでした。
だから、私が作る料理でみんなに喜んでもらいたい。
でも、ただのカフェでは面白くない。
私のように仕事や人間関係で悩み、頑張り過ぎて本当の自分を見失ってる人の手助けをしたい。
それなら、カフェでランチを食べるだけではなく、ワークショップで何かを作ってストレス解消したり、心と体の関係を学んで自分を見つめ直してほしい。
自分の身体を大切に考えてほしい。
心と身体はひとつ。
食べることは生きること。
そんな思いを伝えたくて
自宅でカフェをやり始める決意をしました。
それからは沢山の仲間に会え、
毎日楽しく暮らせるようになりました。
