「空飛ぶタイヤ」2018年
監督:本木克英
主演:長瀬智也、ディーンフジオカ、
高橋一生
主人公役の長瀬の奥さんに僕の大好きな深キョンが出ている。
勿論フィクションにはなっていますが、
原作:池井戸潤の同名小説の映画化
旧財閥系巨大グループ会社の自動車、トラック、トレーラー部門の会社のリコール隠しだった。それに伴うグループ全体の中で正義を持って正そうとする社員がいてる事も…
整備不良、若い社員を疑う主人公だが彼の行っていた整備が人よりも正確であった事が判り倒産しそうになる会社を危惧しながら大企業と戦う姿を描いている。
テレビ版があったので知ってる方々も多くいると思う。
少し気になるのが長瀬さんの演技、頑張りすぎるのか?でも自分がこの立場ならどう?頑張らないと出来ないのでそんな大袈裟な芝居と思ったけどそうでも無いか?深キョンが相変わらず可愛いかったので許してやりましょう。
やはり映画は脇役が良いと膨らんでいく、配役は凄い面々である。
ここからは映画と外れて…
僕自身このグループ会社の自動車が好きでずっと乗っていた。パジェロ、デリカ・スペースギア、RVR、トッポ、ミニパジェロ、最後にまたまたパジェロと嫁はんのトッポなんて4代続いた。
でもこのリコール隠しは駄目、自動車部門でもあった。多分僕も被害者だろう、デリカスペースギア、買って最初の車検が来る10ヶ月前、高速道路走行中突然エンジンが止まる。ガキっという金属音がしたかと思ったら制御不能になる。パワーステアリングが落ちるので先ずハンドルが、そしてパワーブレーキも効かないのでブレーキを思い切り踏み込んでも止まらない。
なんとか路肩の方へ…修理屋さんから連絡、エンジンがイカれてるので廃車かエンジン載せ換えか?って未だ2年ちょっと、勿論走行距離はほぼ10万と2千キロ和歌山と大阪、京都往復で使っていたので2年で十万キロは超えていた。
修理屋さん曰く原因不明…オイルパンがいかれるのは良くあるがこんなのは初めて…そういえばエンジンの掛かりは新車どきから悪かった…なんて今頃言っても仕方無い…
2002年に発生した三菱自動車製大型トラックの脱輪による死傷事故、三菱自動車によるリコール隠し事件などを物語の下敷きとしている。
映画より事実が凄い!
映画より事実が凄い!
この小説の基になった事件では後に訴訟がある。
被害者が起こした訴訟の決定額が余りにも少ない550万だった事、それをかすめた弁護士(弁護士会から追放)がいた事など後も大変だったそうだ。
