映画「ひとりじゃない」 | オヤジカメラマンのブログ

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若い時は京都太秦の撮影所、木枯らし紋次郎、座頭市、必殺仕事人、暴れん坊将軍など撮影助手として、30でCMキャメラマンとして主に大阪で…今迄観た映画など思った事をぼちぼち書きます。

映画「ひとりじゃない」
映画は一人で歩きだす。
この映画に出会った事に感謝している。
2019年5月11日
池田市民文化会館アゼリア小ホールにて上映会が行われた。
14:00からは行列が出来るほどの人が訪れ満員御礼でした。



約800人の方に見てもらえた。
鐘江稔監督の地元、池田市
この映画は宮城県登米市豊里町の公民館がベースに製作されている。

ワールドメディアフェスティバル、
世界三大映像祭と言われるドイツハンブルグでこの作品はシルバーを頂いた。
デビューに記事として載っている。




そして東北映像フェスティバル2019地域振興部門にて大賞にあたる「東北経済産業局局長賞」を受賞した!!

この映画はほんとにひとりじゃなく皆で支えた映画です。トロフィーは僕も持たせて貰いましたが、小林涼子さんのお写真を使わせ頂きます。

次はロシアでの上映が決定している。
あの黒澤明監督作品デルス・ウザーラでのロケ地アムール州で行われる映画祭での上映である。


まだまだこの映画の上映は続くであろう…

豊里の人達の…そして出演者、監督はじめスタッフの…魂が込められた映画です。

当初、予算も無く到底映画など出来ない金額が提示された。私の領域が技術全般だった、撮影、照明、録音、特機…
映画はピンからキリまであるが…今回の予算は両手に0一つだった。
私が手がけるコマーシャルの撮影領域1日分だ!
普通に考えれば出来ない!

台本に朝靄の中…朝靄が無ければ…私が助手時代35年前?
一度だけだが木村大作さんのB班に付いた事がある。
神戸の港、間口2間1間くらいのビニールテントがカメラ前に置かれる、そこにスモークがはられ…

この手法を使わせて貰おう…大きめの水槽を用意してもらいそこに線香を…スケールは木村大作さんの1/4しかし制作費は1/100以下だから    (笑)

そんなこんなで皆さんに協力をして貰ってカメラ、照明、移動車、車は同じカメラマン仲間にお借りしたワンボックス、助手さん達は大阪芸大の副手黒田さんと学生染本さん、そして録音技師は立命館大学の教授で日本アカデミー賞の松陰さんが…そして我が弟子で大阪芸大の講師、豊浦さんがDIT、とガッファーをしてくれた。勿論特機も…照明の手伝いは松陰さんまで…

7月27日は東京人形町の三日月座での上映です。

場所: 人形町 三日月座 B1 Bace KOM
日時: 7月27日(土) 13:00 と 16:00 の2回(各25名)です。

お申し込みは以下のフォームからお願いします。

「ひとりじゃない」東京上映会参加申込フォーム
<13時の回>
https://form.os7.biz/f/975adfd1/
<16時の回>
https://form.os7.biz/f/e57056d7/

是非に観て欲しい。

映画「ひとりじゃない」
撮影者としても自信のある作品です。
皆さまの"映画を観る"じゃまをしない事を念頭に撮影致しました。撮影者は観客の代表…師匠森田富士郎撮影監督がおっしゃった言葉を心に刻んで…

よろしくお願いします。