刀を扱うにあたっては手の延長として使うことが求められます。
つまり、「身と剣の一致」です。
中国武術でも棒を扱う際には「手の延長として使う」と教えられますし、剣術も同じです。
当会では軽い木刀を用いて「身と剣の一致」を見出します。
重たい木刀を使って腕力を強くするという考え方もあり、それはそれでメリットがあると思いますが、軽いものを使うことでより繊細に身体を意識して刀先まで意識を伸ばすことが可能になると考えます。
単純に素振り100回などという練習よりも、ゆっくりと身体を練るように動かして身と剣の一致を図る練習を重視しています。
軽い木刀でもそれなりに負荷はかかりますし、疲労もします。
中国武術では「推手」といって、お互いに手を合わせた状態で気の力を練る練習がありますが、そういった練習を剣においても応用させるとボディーワーク的にも高い効果を見出せると考えています。
通常なら両手で扱う刀を武蔵の剣は二刀で操作するわけですから、それだけ身と剣の一致が求められます。
深く追及すると難しい部分がありますが、それだけに充実した練習ができますね。
武蔵円明流判官派
公式サイト
↓↓↓