2023/09/30
認知症と言う幻 ⑤ ごっこ遊び
今日の認知例
「塗り絵を配る日本兵」
「紙を食べる私さん」
「娘の名前を一日中シャウトする100歳」
前回、ハワイのコオロギの件のお話をすると言った。だが、見れば、「地球を大事に」なんて烏滸がましい話だ。
「いいかい?良く聞けよ?」
「例えばここに、〜があったとしよう。」
人は、こう言う形で話を切り出し、仮定の話をする。
「仮定の話なんてどうでもいい」と馬鹿にする人がいる。
「人間は想像する事は何でも実現する事が出来る。」
昔、僕はこのフレーズを大変気に入っていた。
認知症に戻る。
せっかくその想像力を得た人間が、寿命も延び、
そこで思うのは、
仕事なり、
子育てなり、
先生だった人も居て、
医者だった人も居る、
大学長の人も居る、
それだけのことをして、今は認知症になり、
その事実に対して葛藤が無い。
苦しみが無い。
症状によってはある人もいる。
ただただ、日々を過ごして、死を待っている。
いや失礼、待ってすら居ない。
ここで重要なのは、
前頭葉が無ければ、
生物は、
或いは植物は、
或いは我々を取り巻く世界は進化しないのか?
と言う事である。
何億年も前、
と言う事である。
そして今、認知症で失われて行くお年寄りは、
と言う事である。
意思と想像がテーマだ。
つぎに行こう!
5.認知症に伴う様々な症状
ここまでは認知症の基本的な症状で、
いずれもお聞きになったことがあるものが多いでしょう。しかし、 認知症にはこれ以外の症状、 一部認知症とは一見関係のないようにみえる特徴的な症状もありま す。
ここから先、重要なので分解する。
5-1. 行動異常・人格変化
一般に物忘れの症状で発症することが多い認知症ですが、
前頭側頭型認知症というタイプの認知症は、行動異常・ 人格変化で発症することがしばしばあります。 この認知症では、
初期には記銘力低下がそれほど目立たないことがある一方で, 初期から 自発性低下,
感情鈍麻,
脱抑制などの、
人格変化や情緒障害がみられるのが特徴です。
具体的には、
それまできちょうめんに仕事をしていた人が休みがちになる,
下着が汚れたのに気にしなくなる,
自分や周囲に無関心になる,
周囲への配慮ができなくなる,
ふざけたり,人をこばかにしたような態度をとる,
ヒトの話を聞かずに的外れな答えをする,
などの変化で気づかれます。
また,
怒りやすくなるなどの易怒性や,
人のうちに勝手に上がりこむ,
万引きをするなどの脱抑制の症状もみられます。
進行とともに自発性が低下して、徐々に意欲が減退し、
テレビなど今まで興味を持っていた物にも関心がなくなり、 寝てばかりいるようになります。
いよいよ、僕が知りたいところにきたので、
「認知症に伴う様々な症状」
と言う、「伴う」がどうも気になる。
次回へ
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