【メジロ】野鳥撮影に挑戦してみよう!(作例あり)【カワセミ】 | 相良しゅーじの 『フォトグラファー日和』

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最近はカメラ関連や日々の出来事など、好き勝手に書き残してます。
使用カメラ Nikon Z9、Z5Ⅱ、Zf
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こんばんは😄


最近、日中は暖かくなってきた気がします😊

冷え性で春生まれの僕は寒いのは苦手なので、

とっとと一日中眠くなるような春の陽気に

なってほしいもんです🤤



さてさて、今日は野鳥撮影の話ですよ😄


一眼レフミラーレス一眼を手にした方の中には


『野鳥撮影をやってみたいんです‼️』て人、

けっこ〜多いのでは??🤔


はい、僕もその1人でした😁


僕はメインの撮影とは別に、趣味枠として

せっかくこういうカメラ使うんだから、

野鳥とか撮ってみたいな〜という気軽な気持ちで

始めたクチです😊


こういうカメラって、

大きなバズーカーの様なレンズをつけて、

「野鳥」や「スポーツ」とか撮ってるイメージ、

ありませんか?(笑)


そう。「レンズ交換式のカメラ」を手にすると、

そういう撮影が実際に出来るんですよね😁

(その為のレンズは必要だけど入り口にいる!)


一度興味を持つと体験しないと気が済まない僕は

当時、メインの撮影で使ってたレンズの中で

一番望遠だったZ70-200mm f/2.8 VR Sに、

2倍のテレコンバーターをわざわざ買って、

初めての野鳥撮影に挑戦してました😊


でも、実際にやってみると分かるんです。


『焦点距離…全然足りないや‼️』


そう、皆んなが写真で見ている野鳥の写真って、

実はかなり超望遠のレンズで撮って、なおかつ

めっちゃトリミングして大きく切り取って、

あれだけ大きく見せてるんですよね🤔



例えば、先週末に撮った下のメジロの写真で

お話しましょうか。


梅とメジロで「梅ジロー」とか言われてますが、

この季節のお約束の組み合わせです😊


◾️Nikon Z9

◾️Z180-600mm f/5.6-6.3 VR





可愛いですね〜🥰


これらの写真も、トリミングして大きく見せてるけど

そもそもメジロって胴体は5cmぐらいしかなくて、

尻尾入れても10cmちょっとなので、

実はスズメよりも小さいんですよ😅


※一緒に写ってる梅の花と比べると、

いかに小さいかが分かると思います。


トリミングクロップって便利だけど、

大きく切り取れば切り取るほど「解像感」

失われていくから、皆んな出来る限り撮る時点で

少しでも大きく解像感のある写真を撮りたいと

躍起になってます。


つまり元の写真がいいと、後からトリミングしても

ある程度のディティールが維持出来る👍

毛並み一本一本までバッキバキに鮮明に写ってたら

そりゃ嬉しいですからね♪


その為に、皆んなが撮る行動は、

1、少しでも被写体に近付いて物理的に大きく撮る

2、焦点距離の長い超望遠レンズを買う

3、上記に加えて少しでも明るいレンズを買う

になるわけです。


1と2は上の内容を読んで頂ければ理解出来るかと

思います。


ただ「3」ってなんぞ?と思う方いますかね?


これ、野鳥撮影ならでは共通の課題で、

「シャッタースピードの話」に関わってきます。


例えば、このカワセミのリフレクション。

これもメジロを撮った同じ公園で撮りました👍


パッと見た感じ、ダイナミックに撮れていて、

水しぶきもあって、水面にリフレクションで

カワセミが反射して写り込んでいて、個人的には

凄く凄〜く好きな1枚なんです、、、が、


よく見ると、画像が超粗いんです。

(もちろん気にしない人もいますが)



ちょっとここから一歩踏み込んだ話をしますね。


この時の被写体との距離は約25メートルで、

レンズはZ180-600mm f/5.6-6.3 VRです。

カメラはNikon Z9(約4,500万画素)


で、望遠端600mmからのAPS-C(DXモード)で

フルサイズ換算900mmの状態で撮った画像を、

大胆に半分くらい後からトリミングしています。


カメラの設定は、

・シャッタースピード 1/2,000秒

・F値 f/6.3 (開放)

・ISO感度 8,000


そして尚且つ、日陰。※これが曲者


シャッタースピードは出来れば1/4,000秒にして

撮りたかったんですが、ISO感度が8,000まで

上がっているので、盛大ににノイズが乗っていて

尚且つ日陰だったから、ただでさえ

Z180-600mm f/5.6-6.3 VRはコントラストが

弱いと本領発揮をしてくれないクセのあるレンズ。

だからこれ以上ノイズが乗ると解像してくれない。

(写りがどんどん粗くなる一方です) 

※つまり条件さえ整えばかなり良い写りします👍



要は「暗いとツラい」


明るさを担保する為のトレードオフで、

解像感が損なわれていくんですよね🤔


なので、レンズのF値が少しでも明るい方が

野鳥撮影においてはとても大事になります。


その代わり、超望遠でF値の明るいレンズって、

ビックリするくらい高いんですよね🤣


例えば600mm f/4とか、400mm f/2.8とか、

「超望遠単焦点レンズ」というカテゴリーだと、

性能もトップクラスだけど各社3ケタ万円します。

車が買えるくらいバカ高い‼️(笑)


なので、手の届く範囲で、可能な限りF値の明るい

レンズを購入しましょう♪😅



Nikon Zマウントユーザーだったら、

Z180-600mm f/5.6-6.3 VRはクセさえ掴めば

入門用にめっちゃオススメですよ😁

実際に使ってる僕が作例出して言ってるんだから、

間違いないっす👍




あ、最近AI系のノイズ除去アプリも各社ありますが、

それでも元が良くないと狙った結果にはならない

ケースが多いので、やっぱり可能な限り撮ることに

拘った方が後々ラクだと思います♪




お気に入りの"超残念な"一枚(笑)

(ホントこれは残念過ぎて笑いましたw)


メジロの写真達は、比較的「綺麗な画」ですよね?


これは純粋に「明るい場所(&近く)で撮れた」から。


シャッタースピードを上げてもISO感度は低いまま

だったから、ということなんです。


そうするとZ180-600mm f/5.6-6.3 VRは、

こんな感じで本領発揮してくれます👍


水を得た魚の様に、バシバシ良質な写真を

撮らせてくれます😄



本当にコスパの良いレンズだと思いますよ♪👇



だから、もちろんレンズやカメラの性能もあるけど、

野鳥撮影って「撮影条件」が凄く大事ですね。


もし、超望遠レンズを購入しました‼️っていう

野鳥撮影をこれから楽しまれる方は、ちょっとだけ

今日のブログのことを気にしてみてくださいね😄



あと、基本的なことを2つ。


ファインダーの中に鳥さんを入れ続けるのって、

慣れるまでめっちゃ難しいので、ハトやスズメなど

身近な鳥さんで練習してみてください。


これね、実際にやってみると分かるけど、

すぐ視界から消えて「あれ?」ってなります(笑)


もう一つ、僕のように超望遠ズームレンズを

買われた方は、まず少し広めの焦点距離で探鳥して、

ターゲット決めたら一気にズームさせて狙う

ここやり方は是非覚えてほしいと思います。


いきなり一番ズームさせた望遠端で挑んでも、

慣れていないと、最初はファインダーの中に

入れることが出来ないから、つまらなくなります😅


何気に止まってる鳥さんでも、ファインダーを覗くと

あまりの画角の狭さに「あれ?どこだっけ?」と

分からなくて「覗く⇨目視する」を繰り返すハメに

なると思います😅


シャッタースピードは速いに越したことはないけど

速くするとその分暗くなっちゃうので、その時々で

設定は変わります。


練習相手にオススメなのは、ヒヨドリさん。

身近な野鳥の中でも"かなり大きめ"。


ヒヨドリは何処にでもいることもあって、

鳴き声もやたら煩くて探しやすいです。(笑)

被写体としても大きいから練習相手に最適で、

僕もお世話になってます😁


ウォーミングアップや設定の確認とか試し撮りを

する時は、大体ヒヨドリさん撮ってますよ(笑)



野鳥撮影、楽しみましょう♪ ٩( ᐛ )و 


またね👋



【追伸】

Z180-600mm f/5.6-6.3 VRって、ニコンの今回の

キャッシュバック対象だね‼️😁