賞味期限は、「美味しく食べられる期限」で、主に缶詰・ジュース・菓子類・即席めん類など長期保存が可能な食品などに付く
消費期限は「安全に食べられる期限」で、主に弁当や惣菜、生鮮食品など日持ちがしない食品に表示される
賞味期限の設定の仕方は、商品の成分を分析する「理化学試験」、微生物の笛方を調べる「微生物試験」、試験者の臭覚や味覚などの「官能試験」を実施
日持ちする日数に0.8をかけた日数が賞味期限として設定される
卵の場合をみると、店頭に並ぶパック詰の卵の賞味期限を見るとパック後約2週間と設定されているがこの日付は、「夏場に食べる」ことが前提
実際は気温10℃くらいの冬場であれば産卵から57 日間も生で食べられる
また生食前提のため賞味期限を過ぎた場合でも、しっかり加熱調理すれば食べることができる
ただ一点注意することは、きちんと冷蔵保管されているところで買うこと
大手販売店が発言力を持ち、製造食品メーカーは弱い立場になっている
大量の仕入れ力や販売力を持っており、いつでも他の商品に切替えることができるから
「3 分の1ルール」というものがあり、賞味期限(6ヶ月)を3 分の1ずつに分け、最初の期限を「納品期限」(2ヶ月)、次の期限を「販売期限」(2ヶ月)として設定して、売れ残っても2ヶ月過ぎれば再び「納品」が必要
期限を過ぎると納品を拒否されてしまうため
また製造してから4ヶ月を過ぎると店頭から撤去・返品される
小売店側からすると「賞味期限の近い商品を陳列しているとお客様の印象が悪い」と考えているから
納品期限があるために生まれる返品ロスは年間821 億円
販売期限のために生まれるロスは432 億円
合わせて1253 億円もの損失が生まれる
欠品はペナルティの補償や取引停止、そのため食品メーカーは「余ってもいいから大量」に作っておく
こうしたロスは販売価格の上昇として跳ね返ってくる
日本で廃棄される食べ物は年間621 トン(2014 年度農林水産省調べ)
これは世界の食糧援助量320 トンの約2倍に匹敵
日本一国だけでこれだけ捨てており、とりわけ食品ロスの約半分(282 トン)は一般家庭から出されている
個々人の意識と行動を変えれば、食品ロスの問題を改善していける
政府・行政、小売業界、食品メーカー、そして私たち消費者、それぞれが意識と責任を持つことで、食品ロスの削減は大きく進んでいく
「食」を解決するモノは、環境をも、社会をも、人生をも解決する




