宗教とはなんぞや・・・ | あかねとでんでん

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CASK遺伝子異常症だったあかねの事と
あかねが大好きだったでんでんの旅の記録です

うちはあるお寺の檀家です。そのお寺の話。

 

まあまあ古いお寺なのですが、今の住職が何代目なのかは知りません。分かっているのは先代の住職が入り婿だったということ。宗派は一応匿名ということにしますが、世襲制が多い宗派でその例に従って繋いできたのかなあという感じはあります。

 

現住職は京都にある、お寺の子供だったら誰でも入れるはずの大学を何故か不合格となり、奈良にある別の宗教の大学へ通いました。そんなんアリですか・・・?

 

ただ、お経はちゃんと読めるし、説話もまあまあ良いことを言うなあという印象で、最初はそんなに悪い印象は持っていませんでした。

 

現住職はバツイチです。1人目の奥さんは買い物依存症になってしまい、数百万の借金をしていることがバレて離婚しました。借金はお寺が肩代わりしました。

 

2人目の奥さんは高級車好きです。ある時お寺に20系のアルファードが停まっており、聞くと「〇〇(奥さんの名前)が欲しいっていうから・・・」とのこと。アルファードが30系にモデルチェンジするとすぐさま乗り換え。どちらも新車です。

 

なんやかんやと檀家にお布施を要求してくるこのお寺。

 

借金の返済に、無駄に高級車を簡単に乗り替える。そんな使い途は勘弁して欲しいもんです。そのうちバチがあたるのでは・・・と思ってたら、去年の年末ぐらいに突如コンパクトなミニバンに変わりました。

 

2人目の奥さんが出ていったそうです・・・(^_^;)

 

住職に聞くと「お寺でも言えないことがある」と一切説明なし。いやいや500万はドブに捨ててますよ~。ちゃんと説明してもらわんと。

 

それにしてもアルファードを処分してしまうってことは、もう帰ってこなくて良いという意思表示です。一体何があったのか・・・。

 

実は住職の家には深い事情がありました。

 

2人目の奥さんとの間には3人の子供がいます。ただ、全員に発達障害があり、1人として目を離すことはできないレベルでした。

 

1人目は得度もし、一通りお経を読むことはできるようになりました。奥さんも付き添って一緒に得度し、一緒に月参りに行ったりしていました。ただ、お経を読むことはできるものの、意味は全く理解しておらず、母子共にその後の説話が一切できないので、檀家の中には不満が募り始めます。じっとしていられないという問題行動もあり、奥さん的にもストレスが蓄積されていったようです。

 

「ムリでもなんでも、この子をお坊さんにしないと家にいられなくなる」

 

これはキツい。

 

2人目、3人目は双子でしたが、同じようにじっとしていられないタイプでしたが、より重度なので得度するのも難しそうです。

 

先代の住職はあかねのことを「この子は障害があるけれど、周囲の人を明るくする力がある」と言ってくれたこともありましたが、所詮他人事だったんだなあということが分かります。ことそれが自分の家族だったら許せなかったらしく、

 

「うちの子はみんなキ○ガイばっかりか!」

 

そりゃみんなおかしくもなりますよ・・・。

 

そういえば前に書いた神社も実子が女子ということで、入り婿を取って次期宮司として修行させてます。

 

思うんですが、宗教って子供に継がせないといけないような類のものなんでしょうかねえ・・・?

 

人生色々なことが起きます。困ったとき、どうすれば良いか分からなくなったときに、こうすれば良いのでは?というヒントをくれるもの。

 

人間というのは1人で好き勝手に生きて行ってはいけない、同じ時代に生きる人といかにうまく共存できるかを教えてくれるもの。

 

そういうのが宗教なんじゃないのかなって思います。

 

色んな教えがあって、人それぞれでしっくりくるものが違う。自分に合う宗教があって、それを極めたい・広めたいという人、そういう人が神主だったり住職になれば良い。

 

自分が良いと思うから子供にも強要するのはどうなんでしょう?それぞれなりたい自分っていうのがあるだろうに・・・。

 

お寺は自分のもの、子供のもの、孫のものと執着せずに、それぞれの人生を歩んで行って欲しいですねえ・・・。

 

あ、ちなみにうちもぼくの代になったら檀家はお断りするつもりです。住職がどんな人なのか良く分かりましたので、今後の法事等は他のお寺にお願いしようと思ってます。

 

 

喝~!