若い頃は、花なんて全く興味なかった。
咲いている花をわざわざ、
踏みつぶす事はさすがに無かったけど、
少なからず、新しい季節が巡って、
きれいな花が咲くだろう場所を全く意識しないで
歩き倒していた。
ところが、最近、このオヤジ、じじいになってきたせいか
花が気になるようになった。
これは、実家に咲いている「木瓜(ぼけ)の花」だ。
先週の土曜日までは、堅いつぼみだったのに、
ここのところ、熱さで一気に花が咲いた。
「虫さん、おいらの所に来ておくれ。」ってかんじで
その見事な咲きっぷりに驚いた。
これだって、人間が作れる物では無い。
「いや、
遺伝子操作で、なんでも、かんでも。
人間が好き勝手に
生物の形を変えられる時代になった。
人間が自然界のトップだ。」という人もいるだろう。
確かに、科学はその様になってきた。
でも、生物の根源というか、命の根源を
人間の思いでコントロールすることは
大変な過ちの方向に向かっていると思う。
この精一杯、生きている花を見て
このじじいは、そう思った。


