笑み浮かべ 今年はやったと 除夜の鐘
苦笑い しか浮かばない 除夜の鐘
除夜の鐘 今年最後の 苦笑い
除夜の鐘 聞いて浮かぶは 苦笑い
曲者家 馬骨
以上の句は、「苦笑い」と「除夜の鐘」をキーワードに、朝ラン中に浮かんだ俳句である・・・。
今年の除夜の鐘をきいて、浮かんでくるのは「苦笑いの連続」なのか、あるいは「満面の笑み」なのか・・・果たして、皆の衆は、どちらであろうか・・・。
わしの場合は・・・ふふふ^^;
みゆき弁当シリーズ「森の動物達からのお供え」
蓬莱山を登山する一組の男女がいた・・・。
今年は、熊の目撃情報が多いから、熊鈴をちりんちりん鳴らしながら登っていた・・・。
すると、女性の方が「鈴だけやと心配やから、市内でよく見かける、禅僧の托鉢の〚ほ~(法)〛をやってみる」・・・と言い出し、ほ~~~~~、っと低い声を出しながら登り始めた・・・。
その「ほ~」を木や石の陰で聞いてた動物達が、話し合いを始めた・・・。
猿「あの〚ほ~〛は人間世界の禅僧の托鉢の声だよ。そのお坊さんにお金やお米などを喜捨(お供え)をすると、ご利益がたくさんいただけるらしいよ」
猪「そ~かぶひぶひ。なら僕は、春に掘ったタケノコがあるから、それを差し上げるぞ、ブヒブヒ」
鹿「私は、この間、枝からもいだ木の実があるから、それをさしあげることにするわ、キーン」
猿「そうか、みんな感心だね。じゃ~おいらは、昨日、畑から盗ってきた、大根があるから、それを喜捨することにする、キーキー。熊さんはどうする?」
熊「わしは、昨日取った獲物の肉がまだ余ってるから、それを差し上げようと思ふ、ぐお~!」
こうして、山の動物たちは、それぞれ、お供えモノを持って、登山者の方に向かって行ったのであった・・・。
熊の手には、「登山靴を履いた血だらけの足」が握られていた・・・・・・おわり^^;
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