で、このところ仕事が忙しくなって、なかなか大変なのだが、それでも、きちんと走れたりしているところは、まだまだ余裕なんだろ～な～・・・・・「しゅ～る之助ぶちょ～・・・あ～たは、人生を楽しんでいるように見えるぞな」と、言ったあの某社をリストラされたＭ部長の言葉が再び蘇るな～・・・・・
さて、昨日の本圀寺の続きである。「何故本圀寺は山科に逃げたのか・・・・」についての考察であるが、元々本圀寺に興味を持ったブツはこれである・・・・。
京都に来て走り始めた頃、すぐに見つけたのだが、淳風小学校の北側の大宮通りに面したところに建っている。同じような石碑が堀川通り万寿寺通り角にも建っているが、それは東総門跡の石碑である。
ウラに回ると・・・・・。
こんな感じになっていて、このとき初めて本圀寺という名前を目にしたのであった。印象としては、これほど真正面からいきなり「なんみょ～ほ～れんげきょ～～！」と言われて、ちょっと面食らった・・・というのが正直な気持ちであった。だって、西本願寺の裏だもんね～・・・・。この石碑が建ってるところが、本圀寺の西総門跡で、堀川通りと大宮通りに間に本圀寺とその塔頭があったわけである。
当時の見取り図を探したら・・・。
こんな感じだったようだ・・・・・。
さて、興味は、なんで本圀寺は昭和４６年に山科の山中に移転したのか、であるが、数年前までは「寺勢の拡大に伴い、広大な寺領が必要となった」と思っていた。しかし、事実はその全く正反対だった。それに、檀信徒との関係で数多くの塔頭がそのまま現地に残ったのは分かるが、いろいろ調べて分かった事は、それ以外の理由として、多くの塔頭寺院が、本山の腐敗堕落ぶりにあきれ果て、本山を見放したのでは、という事だった・・・・。
そういわれれば、塔頭の中には本山を「身延の久遠寺」に変えた寺もあるようだしね～・・・・・。
いろいろ調べて分かったのは、「本圀寺のスキャンダル（本圀寺事件）」というものが過去にあった、という事である。昭和４０年年の話だが、当時の蔵相竹下登の時代に、国家公務員共済組合（大蔵省所管）が、当時すでに借金の担保になっていた本圀寺の寺領を買いうけたらしい。その後、その土地は西本願寺に売却されたらしいのだが、当時の西本願寺の門徒総代が竹下登だったらしいのだ・・・・。
ここから調べていって、当時の本圀寺の腐敗堕落ぶりと西本願寺の暗躍ぶりが段々分かってきた。国宝級の仏像や書画が本圀寺僧侶によって、勝手に売却され、寺自体も荒れ放題。その結果多くの訴訟抱えることになり、土地を売らざる終えなくなったのだそうだ・・・・。
衝撃的だったのは、本圀寺所蔵の日蓮聖人真筆の曼荼羅である「若宮御本尊」「切箔御本尊」「夕顔御本尊」の三幅も行方不明になっているとか・・・・・。「お～まいが～っ！」状態である。
さらに調べていくと、大物政治家の他に、右翼、暴力団、Ｓ会などの暗躍も噂されたらしく、これ以上調べてブログで公開すれば、自分の命が危ない、と本気で思ってしまうほどのスキャンダルが目白押しなのだ。
しかし、残った塔中寺院の中には、もう一度本圀寺を旧地に戻して再建しよう、という動きもあるらしく、一旦あきれ果てて見放した本山に対する愛着も一方で捨て難いものと思われる。これはちょっとえ～話しやな～・・・・。
さて、次はこの本圀寺の腐敗堕落ぶりに無関係とは思えない西本願寺である・・・・。
今朝も西本願寺の前を走ったら、電光掲示板の数字は「３９日」となっていたぞ。
本圀寺の一件を調べていたら、「西本願寺スキャンダルの真相」別冊宝島編という本の存在を知った。早速購入しようと思ったら、すでに絶版で、アマゾンでの価格はプレミア価格になっていた。一旦諦めかけたが、念の為に京都市図書館の蔵書を検索をしたら・・・・あった！早速貸し出し予約したが、はてさて、次は西本願寺についての調査開始のこころだ～～～～！
って、真宗教団を相手にするのは、暴力団やＳ会より、もっとやばいかも・・・・・
