↑の画像は、最近の朝散歩で見つけた街角のクリスマス関連のディスプレーであるd(^O^)b
以前に比べると、日本のクリスマスが、少し地味になってきてるような気がするのだが・・・特に今年は。
以前から、最近の若者はクリスマスよりもハロウィンを愉しむ傾向がある、って~聞いていたが、そのせいやろか?
僕なんかの年代は、まだ「ホワイトクリスマス」のよ~な、クリスマス情緒にめっちゃ愛着があるのだが・・・d(^O^)b
多分、日本人独特の感性やないかな~、って~思ふのだが・・・。
例えば、あの独特のクリスマス情緒に、達郎とJR東海による「クリスマスイブ」の遠距離恋愛情緒が重なって、何とも言えね~切ない感情を想起させる・・・あの情緒ね・・・。
今の堅実な若者世代には、受け入れ難い情緒なのかも知れね~な~・・・。
さて、今日の記事はそんな、どうでもよいよ~な前フリを書いている暇はね~のである^^;
何せ、一週間近く、更新しなかったんやから・・・^^;
で、今朝、みゆきが出勤するのを見送ったアト、わしは今回は一人で市立病院に行く準備をしてた・・・。
何故今回は、「陽気なガンサバイバー」一人で五条通を歩いて京都市立病院に向かったのか?
いつもの相方のみゆきは、何故今回一緒じゃね~のか?
ま~いろいろ、聞きたいこともあると思ふが、とりあえず聞いてくれ・・・。
出かける準備をしていた時、しんゆ~のさこちゃんからラインが入っていた・・・。
「なんで18日からブログが更新されてね~のか?またなんかあったのか?」・・・ってね。
そのラインメッセージを読んで、彼のカンの良さに、少々驚いた。
・・・ここで、ハナシは今月の12月6日の出来事に跳ぶ・・・。
2024年8月の胃癌発覚以来、抗がん剤治療、胃の全摘手術と入院、退院後の術後補完治療としての、一年間の経口抗がん剤の服用
。
そしていよいよ手術から一年経って、最終チェックの検査。
12月6日・・・胃癌事件のきっかけとなった、街の消化器内科での最終胃カメラ検査、12月9日に市立病院にて最終CT検査の予定だった・・・。
最終胃カメラが街医院実施になったのは、医療業界の仁義なのか、大病院への紹介状を発行したクリニックに、最終検査が戻されたのである。
一年半前、胃に大きな白い癌の塊が発見され、一瞬にして、地獄の底に突き落とされたあのクリニックである。
一年半の治療期間を経て、僕はその医院に戻ってきた・・・。
で、少し不安を感じながらも、これだけやってきたのだ、多分大丈夫やろう・・・と、自分に言い聞かせながら、胃カメラ用の寝台に横になった・・・。
検査の終盤で「生検」という、内視鏡ドクターの声が聞こえたので、念の為に、細胞のサンプリング検査をやるのだろうと思った。
そして、検査後の医師の説明で「胃があったところは、全くきれいで問題はありませんでした。そして食道とのつなぎ目も、とてもていねいに、きれいに接合されてました」
「ただ・・・」
「え?」
「食道の一部に、ちょっと薄い影が2センチほど見つかりました。それで、それを生体検査に出そうと思います。癌の可能性があるので・・・」
これを聞いて、僕は少し眩暈を覚えた・・・。
「まさか・・・あれだけ頑張って、一年半経って、ようやくここまで戻ってきたのに・・・この間の努力はなんやったんや」
そこなしの蟻地獄の罠にはまって、抵抗しても、どんどん体が沈んでいくような無力感に、僕の全存在が染まったいくような気がした。
「癌の可能性はありますが、観察した様子では、凄く初期の癌細胞のようですので、もし癌細胞だったとしても、内視鏡手術で、削れると思います」
とにかく、二週間後に生検の結果がでますので、その時、またどうするか、院長と相談してください」
つまり、その時から2週間、僕はちゅうぶらりの状態で、不安を抱えながら、生活しなければならない羽目に、陥ったのである。
それからの2週間は、ほんと悶々と、つらい日々だった・・・。
胃癌の発覚の時は、一日で覚悟が決まった。その大きな癌の存在を目の当たりにして、僕には選択の余地がなかったからである。
しかし「ひょっとして癌ではない可能性もある」って~事は、覚悟しよ~にも、ついついその甘い想像が頭をもたげて来て、心の中を乱すのである・・・。
その時から2週間後、そのクリニックに、みゆきと検査結果を聞きに行った。
結論から言うと、それは初期の癌細胞だった・・・。
院長から、そのことを告げられ、僕は大きく気を落とした。
この時の落胆の理由は二つあって・・・。
単純に、また癌細胞との闘いが始まるのか・・・。って~思いがひとつ。
それと、わずか一年で「再発する」ということは、今回巧く乗り越えても、また直に、再発するのではなかろうか。
という2点の不安である・・・。
で、前回同様、京都市立病院の消化器内科(内視鏡対象の癌は、消化器内科の守備範囲らしい)への紹介状を書いてもらうことになった。
その紹介状を持って、消化器内科の担当医に初めての診察を受けたのが昨日のことだった・・・。
その主治医は、懇切丁寧に説明してくれて、今後の治療スケジュールを決めて行ったのだが、とりあえず精密検査が必要だということで、それが今日のコトだったのである。
主治医の説明のアト、みゆきが、めっちゃ的を得た質問をしてくれて有難かった・・・。
「今回の食道の癌は、前の胃癌との関係はありますか?やはり再発ですか?」
「いえ、胃癌が食道に転移することはそうそうありません。もし転移するとしたら、よっぽど末期の胃癌で、その時には、他の臓器にも転移していると思われれます」
「今回、〇井さんは12月9日にCTを撮られてますが、他に転移は観られません。よってこの食道の癌細胞は、別の原発癌だと思われます。」
「それでは、考えられる原因は何でしょうか?」
「はい、〇井さんのご年齢の男性の食道癌は、主に酒とたばこが原因で発症することが多いと言われています。〇井さんの飲酒暦からしても、お酒が原因だった可能性が高いと思われます」
って~主治医とみゆきのやりとりを聞いて、僕は、深くうなずくばかりだった・・・。
で、最初に戻るが、今日は一人で胃カメラ(拡大内視鏡)の検査を受けに行ったのだが、その直前に↑の前述のさこ~ちゃんからのラインが着信したので、驚いたのであった。
今日の拡大内視鏡カメラは、通常のモノと違って、本格的な麻酔をつかう、物々しいものだった・・・。
よって、検査寝台に横になって、点滴で麻酔を入れられたので、すぐに意識がなくなかった。
30分ほどで僕は目を覚ましたが、すでの検査は終わっていて、少し頭の中がぼ~っとしてた。
1時間余り、そのまま休憩して、検査終了なので、帰ろうかと思ったら、看護師さんに「先生から説明があります」と言われた。
この日は、検査だけやろうと思って、みゆきもついて来なかったのだが、結果をすぐに教えてくれる、って~のはありがたかった。
って~のも、もし予想より大きな癌で、表層の奥まで浸透しているようだと、内視鏡ではなく開胸手術って~ことになるからである。
そうなると、本格的な通常手術になり、入院期間も一ヶ月単位になるやろうし、リスクもめっちゃ高くなる・・・。
その結果を、来年知らせる、って~ことになったら、どんな精神状態で年末年始を過ごしたらえ~ねん、と思っていたのである。
で、その主治医の説明によると・・・。
「癌と思われる部分は1.5センチほどで、思ったより小さく、表面だけでした。むしろ癌細胞になる前の「前癌細胞(ぜんがんさいぼう)」に見えるぐらいの、小さな細胞でした。」
「でも、生体検査で癌と判定されてる限り、処置は必要です。よって、年明け早々に内視鏡手術で切除した方がよいと思われます」
「ありがとうございます。ほんと、ほっとしました。これで、安心して、希望を持って新年を迎えられます。ほんとうにありがとうございました」・・・と、深く頭を下げ、診察室をアトにしたのであった。
やれやれ、内視鏡手術にはなったが、1週間ほどの入院で済むし、初期なので、転移の心配もないやろう・・・。
と、思いながら、時間があったので、そのまま梅小路公園に向かった・・・。
で、梅小路公園のベンチに座って、朝のさこちゃんからのラインに返信するメッセージを打ち込んでいるところに、本人からの電話がかかってきたのであった・・・。
さこちゃんのカンの鋭さを、改めて感じた・・・。
その電話で、これまでの経緯を説明し、さこちゃんも一安心してくれたようだった。
「今日、経緯をブログに書いて報告しよ~と思ってたとこやねん。心配かけたけど、大事に至らず、なんとかなりそうやから・・・。ほんと心配してくれて、お~きに」
「そうか、ほな、変な言い方やけど、ブログの更新愉しみにしてるわ」
って~ことで、電話を終えて、その足で、年末の散髪に向かったのであった・・・。
娘や実家の家族達を始め、他にブログの更新が止まっていたのを心配してくれた人が、さこちゃん以外にも何人かいると思ふので、今日は満を持して、更新しました。
この2週間のあまりの騒動は、ほんと精神的にきつかったです。
が、何とか、ここまでの経由で覚悟も出来たし、みゆきにも「引き続きよろしく頼む」とお願いもしました。
映画で言えば、主人公がやっと退治したモンスターが、最後の最後のシーンで、再び目を開けて、エンドマーク・・・って~シーンが思い浮かびました。
この場合は、続編に続くわけですが、映画なら「愉しみやな~・・・ますます面白くなったきたぞ」って~ところですね。
そう、苦難に陥った自分を元気付ける言葉、「(にこっと笑って)いよいよおもしろくなってきたぞ」って~ところですが、本人はともかく、みゆきに聞かれたら、めっちゃ怒られそうですね^^;
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