25年やってきた機械設計の仕事をやめるために必要だった考え方 | 「好き」を仕事に!47歳で脱サラ起業した元エンジニアのブログ

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エポキシレジンアートに魅せられ仕事にしてしまいました。
個人で好きなことで勝負できる時代、挑戦する人を応援します。

機械設計エンジニアとして25年間、一貫してキャリアを積んできて、やっぱり自分がやりたいことが他にあった、と気づいて今年やめました。

 

ここに至るまでには勉強もしたし、自己分析、内観、マインドセット、いろいろやってきて最終的には心から納得する状態になったのですが、ある意味、これまでの自分のキャリアを否定することにもなる決断をした訳です。

 

その時に考えたことを書きます。

 

25年のキャリアを捨てて新しいことにチャレンジする決断は簡単ではありませんでしたが、自分の行動を決定する時に重要なのは、

 

未来の選択をする時、過去に過剰に影響されないこと

 

であるとまず気が付きました。

 

行き詰まっていた頃とにかく本を読みまくっていたんですが、心理学・行動経済学あたりの本を読んでわかった事です。

 

もう少し詳しく言うと、人は無意識に自分の考えや過去の行動を正当化しようとするし、過去の投資(時間、お金、キャリアなどを含む)をもったいないと思うことで正しい判断ができなくなる場合もある、ということです。

 

ギャンブルで後戻りできない心理、つまらない映画も最後まで観てしまう心理、によく例えられます。

 

経済学、行動経済学では認知バイアスとしての「サンクコスト」とか「コンコルド効果」とか言われているものです。

超音速旅客機コンコルドが、開発途中で大赤字とわかっていたのになぜ開発を辞めなかったのか・・・とかこの辺の話はすごく面白いので、興味のある方はググってみて下さい。

 

で、人生におけるサンクコストとはずばり、

 

これまでのキャリアがもったいない

 

という言葉です。

この言葉、たくさんの方から頂きました。

いや、自分が一番そう思っていたかもしれません(笑)。

 

人生のキャリアプランを早くから立てて、そのとおりに歩む人生を否定しているのではありません。

それで充実した人生を送っている人もたくさんいるし、長年のキャリアを積んでこそできる仕事もあるので、それはそれで素晴らしい事です。

 

ただ、人生における様々な出会いや出来事を通して、自分のやりたいことや新しくチャレンジしたいことが見つかった時、過去のキャリアは人生におけるサンクコストになる場合がある、ということは知っておくべきだと思います。

 

サンクコスト(つまり過去のキャリア)に縛られてやりたいことを我慢するということになっていないか、ということ。

 

私の場合は特に、大学で学んだ機械設計を仕事にして25年間やり続けてきたので、自分で言うのも何ですが、まあ相当な知識と技術があります。

普通にコンサルティングや講義もできます。

 

でも、それよりも他に本当にやりたいことができた場合、そこで勝負できる要素があるなら(これも大事です)、過去は関係なく、ワクワクする未来に進む選択をするべき、というのが私がたどり着いた結論です。

 

もちろん、この他にもいろいろ考えた事はありますが、この考え方をベースにすることで視界が開けた感じだったんですね。

 

あと、たくさんの人と出会って、そんな選択をして幸せに生きている人をたくさん見てきた、ということもあります。

 

機械設計をしてきた25年間が無駄だった、なんて思ってないし、本当に充実したエンジニアとしての時間だったし、150kwの遊星歯車を設計する技術がまたいつか役に立つかもしれません(笑)。

 

 

もし、今やっている事と違うことで、やりたいことがあるけど一歩踏み出せない人がいたら、こんな考え方がヒントになれば嬉しいです。

 

 

それから、そもそも自分がなぜ機械設計の仕事を選んだのか・・・を深ーく掘り下げていった時に、あることに気がついて愕然として瞬間がありました。

 

その話はまた今度書きます。

 

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