あなたは今内定が一切なく、崖っぷちの状態で面接に来ました。
すると、面接官がいきなり
「現在の選考状況は?」
と聞いてきた場合、どのように答えますか?
①「どこからも内定がないので、どうしても御社に入社したいです!」と熱意をアピール。
②「今、A社が最終面接、B社が3次面接受けたところで…」と本当はお祈りメールがまだ来ていないだけなのに、あたかも選考が続いているかのようなフリをする。
③「C社から既に内定もらっています」と嘘をつく。
私が思うベストな回答は②ですね。
①はダメですね。
八百屋のおじさんが、うちの商品はまずくて売れ残っているから、買ってくれよー、と泣きついているようなものです。
他人が買わない商品を誰が買おうとするものか。
③はリスキーですが、効果は抜群ですね。
そもそも、面接官のこのような質問は、一番大切な分岐点なのです。
ここで、他から内定があるといえば、面接官はその学生を獲得しようと、口説きモードになります。
この状況では、必死なのは面接官の立場であり、あなたは余裕をもって面接すればよいのです。
内定が無いといえば、ふつうの選考になり、しっかり見極められます。
必死なのは、あなたの立場になり、面接中に誤った回答が許されず、辛い状況に追い込まれます。
③のリスクは、嘘を言う罪悪感と、C社との企業分析が求められることですね。
「じゃあ、なんでC社行かないの?」
と言われるので、その理由は明確に答える必要がありますね。
だいたい、C社の悪口をオブラートに伝えれば大丈夫です(笑)
但し、このC社は格下の企業ではダメですよ。
ライバル企業でなくてはなりません。
外銀なら、外銀(not日系)。五大商社ならば、五大商社の枠です。
嘘をつくのはやはり罪悪感が…という人は②ですね。
この辺りが妥協ラインです。
けど、あなたがまだ内定が出ていないとなると、面接官も少し余裕に思ってしまうので、
やはり、あなたは他の企業に引っ張りダコですよ、という印象を持たせるように、
内面は必死に、外面は平静を装ってアピールしなければなりませんね。